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名大チーム、りゅうぐうの石分析開始 はやぶさ2が採取

2021年8月13日 05時00分 (8月13日 08時49分更新)
分析する微粒子を拡大した画像=長野教授提供

分析する微粒子を拡大した画像=長野教授提供

 名古屋大などの研究チームは十二日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星りゅうぐうの石の分析を始めた。熱の伝わり方を詳細に計測し、りゅうぐうがどのようにしてできたのかという謎の解明に取り組む。
 りゅうぐうには、太陽系が誕生した四十六億年前の有機物や水が当時に近い形で残っていると考えられている。はやぶさ2は、りゅうぐうに接近した際、積載したセンサーで表面を観測しており、そのデータから、表面は地球の岩石や隕石(いんせき)と比べて熱が伝わりにくいことが分かっている。
 今回は二〜三ミリの微粒子四個を分析。熱をかけて実際の熱の伝わり方を詳細に調べる。
 従来の装置では、調べる試料を削るなどの加工が必要で、数ミリ以下で形がいびつな微粒子を測定することは難しかった。名大の長野方星(ほうせい)教授(宇宙熱制御工学)らは、自動車部品の材料などにレーザーを当てて熱伝導率を計測する装置を改良して分析に用いた。
 結果は論文にまとめ、十二月にも発表する予定。長野教授は「レーザーの温度を上げすぎて、微粒子にダメージを与えないよう注意した。熱の伝わり方が分かれば、りゅうぐうの誕生の...

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