オリックス・山本由伸 ズドーンと5000万円増「大台には届きませんでした」 イチローには及ばず
2019年11月30日 16時21分
オリックスの山本由伸投手(21)は30日、大阪市此花区の球団施設で契約更改交渉に臨み、5000万円アップの9000万円(金額は推定)で来季の契約を結んだ。高卒3年目で1億円に到達したイチローには及ばなかった。
「(大台には)届きませんでした。1億円より少し手前です。しっかり評価していただけたので満足しています」
大幅昇給に、使い道を問われると「ここまでになれたのはお世話になった方々のおかげ。恩返しをしたい。具体的にはまだ考えてないが、いいお金を使いたい」と話した。
都城高からドラフト4位入団で3年を終えた山本。ルーキーイヤー以来の先発に復帰した今年は20試合に登板、8勝6敗の防御率1・95で初めてのタイトルとなる最優秀防御率賞に輝いた。150キロを超える直球に140キロ台後半の高速カットボールと高速フォークを駆使して、侍ジャパンが先ごろ世界一となった国際大会「プレミア12」ではセットアッパーとして大貢献した。
1年目の2017年は先発で初勝利を挙げ、昨年はリリーフで54試合に登板し、4勝2敗1セーブ、32ホールドだった。背番号「43」から来季は新たに「18」でさらなる進化を目指す。
オリックスでは、1994年に史上初めてシーズン200安打(210安打)を達成したイチローが、プロ3年目を終えたシーズンオフに1億円で更改した。当時、イチローも球団首脳も金額については公表しなかったため新聞紙上などでは推定8000万円とされたが、のちの本紙取材に当時の球団代表が1億円だったと明かしている。
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