「できることしかやっていないのに」 鍵山優真はジャンプミスに唇かむ 北京五輪へ笑顔は忘れない【フィギュア】
2021年8月11日 19時29分
フィギュアスケートの「げんさんサマーカップ2021」は11日、大津市の滋賀県立アイスアリーナで男女のショートプログラム(SP)を行った。男子SPでは3月の世界選手権(ストックホルム)で2位となった鍵山優真(18)=神奈川・星槎国際高横浜=が今季初戦に臨んだが、2つの4回転ジャンプでのミスが響き、72・41点の3位と出遅れた。
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フィギュアスケート界で今最も勢いのある鍵山にとっては、すかっとしない今季初戦となった。「できることしかやっていないのに、それができなかったことが悔しい」とジャンプの相次ぐミスに唇をかんだ。
冒頭でつまずいた。4回転サルコーが2回転となり無得点、続く連続ジャンプは最初の4回転トーループで転倒し、4・75点の減点を受けた。しかし、持ち味の伸びやかな滑りや音楽に合わせたステップは健在。演技構成点だけを抜き出せば、全体トップの39・82点をマークした。
五輪イヤーの今季はSPを新調した。ジャズの「ウェン・ユア・スマイリング」。振付師のローリー・ニコルさんが「こういう状況(コロナ禍)だから少しでも笑顔を増やせるように」と選んでくれた。鍵山は演者としてその思いを届ける。
「スマイル、スマイルとたくさんのいい歌詞が聞こえてくる。笑顔が持ち味なので、たくさんの笑顔、日本だけでなく世界に見せられたらいいな」
ジャンプだけでなく、ステップや大きな動きの合間の細かなつなぎにも振り付けが施され、息つく暇もない。「去年に比べてつなぎの内容が濃くなって難しい。ほとんどステップみたいなプログラムなので、体力が必要。ジャンプの精度も上げないといけない」。来年の冬季北京五輪を目指し、体力消耗の激しさてんこ盛りの演技構成にも笑顔は忘れない。
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