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掛川市が「緑茶リキュール特区」に認定 地域活性化に期待

2021年8月11日 05時00分 (8月11日 05時03分更新)
 掛川市の久保田崇市長は十日の定例会見で、市内の茶生産者が研究開発を進めていた、緑茶を原料とした発泡性リキュールの商品化に向け、国の構造改革特区で「掛川市緑茶リキュール特区」の認定を七月二十日付で受けたと発表した。高級茶葉を原料とする新商品で、茶業や地域の活性化に期待がかかる。 (中野吉洋)
 緑茶を原料とするリキュール製造の特区認定は全国初。区域は市全域で、規制の特例措置により、緑茶を原料としたリキュールを製造しようとする場合、酒類製造免許に必要な最低製造数量基準が、通常の年間六キロリットルから一キロリットルに緩和され、小規模でも免許取得が可能になる。
 事業の実施主体は同市満水の松下園。掛川産高級茶葉から茶液を抽出して酒類と混合後、カーボネーション(炭酸ガス圧入溶解処理)を施して製造する。商品イメージは、お茶の風味が味わえるシャンパン風のお酒でアルコール度数は12%程度を予定している。発売時期は二〇二一年度末で初年度は一・五キロリットルを販売する計画。
 市は「緑茶で乾杯条例」を制定している。コロナ禍で苦しい状況が続くが、緑茶リキュールも活用して市内飲食店と連携し、緑茶で乾杯する文化を広めていきたいとしている。久保田市長は「茶業界の厳しい環境にあって、創意工夫で打開する茶業関係者が存在することは誇らしく、心強い。行政としても、取り組みが広がるように進めていく」と述べた。

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