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静岡のエース高須大雅「多少の緊張が力みに…」”甲子園で1勝”前監督との約束果たせず【高校野球】

2021年8月10日 19時06分

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新田戦に先発した静岡・高須

新田戦に先発した静岡・高須

◇10日 全国高校野球選手権大会1回戦 新田4-2静岡(甲子園)
 淡々とした表情からも悔しさがにじみ出た。静岡の最速146キロエース、高須大雅投手(3年)の最初で最後の甲子園はあっという間に幕を閉じた。マウンドに2度上がり、計129球を投げて、被安打7、2失点。「自分の投球ができず、みんなに申し訳ない。多少の緊張が力みにつながった」と言葉を搾り出した。
 静岡大会では5試合37イニングを投げて無失点と絶好調。この日も1回の先頭打者への初球に145キロを計測するなど、192センチの長身から投げ下ろす直球で押した。だが、初出場ながらしぶとい相手打線にてこずった。2回に3安打を浴び、今夏39イニング目で初失点。「意識はしなかった。1点取られた方が楽に投げられると思っていた」と3、4回は無安打に抑えたが、5回に満塁のピンチを招くと、6回2死三塁から手痛い追加点を奪われた。
 「序盤の反応を見て、ストレートに意外に付いてきていると思った。粘り強く食らい付いてくるいやらしい打線だった」。6回途中でいったん右翼に移り、9回に再登板し最後の1イニングを無失点。打線の反撃を待ったが、届かなかった。
 恩師との約束を果たせなかった。春夏の甲子園に7度導いた栗林俊輔前監督(48)が3月末で退任。「甲子園で1勝します」とナインは恩返しを誓っていた。
 「最後は甲子園で勝つことが目標だった。悔しい気持ちでいっぱい」と高須。「今まで投げてきた中でも、感じたことがないくらい投げやすかった」という甲子園のマウンド。2003年以来18年も遠ざかっている夏勝利も、史上初の4元号勝利も自らの手でつかむことはできなかった。
 注目される今後の進路については「夏に集中していたので、進路については考えていない」と明言を避けたが、「目標は楽天の岸投手。伸びのあるストレートを投げるのが目標」とも言った。次のステージも自慢の直球で勝負することに変わりはない。

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