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【のどごし涼好】 <1>SABOTEN SUI(愛知)

2021年8月10日 05時00分 (8月10日 10時25分更新)

 新型コロナウイルスはいまだ収束が見えず、今夏も遠出を控える人は多いだろう。そうした中、地域色あふれる冷たい飲み物で、ちょっとだけ旅の気分を味わってはいかが? 厳しい暑さを乗り切る味を、四回にわたって特集する。(この連載は北海道、東京、中日、西日本各新聞の合同企画です)

 香り爽やか 心に刺さる


ウチワサボテンのエキス入り炭酸飲料「SABOTEN SUI」


 炭酸のシュワシュワとした爽快感が喉に広がった瞬間、青臭い香りがスッと鼻に抜けた。香りの正体は、サボテン。痛そうな見た目と違い、味はすっきりだ。
 愛知県春日井市の「SABOTEN SUI」は、市内で栽培が盛んなウチワサボテンを使用。カルシウムやマグネシウム、ベータカロテン、食物繊維が豊富だ。「サボテンは野菜と果物の栄養素を併せ持つ珍しい食材。若い女性が好んで飲んでいます」。製造販売を手掛ける市内の食品加工会社「ジェイエヌエス」の出口美紀さん(59)は言う。

畑で原料のウチワサボテンの様子を見る出口美紀さん(右)=愛知県春日井市で


 市によると、春日井とサボテンの縁は、桃山地区のある農家が果樹栽培の副業として提案した一九五三年ごろにさかのぼる。五九年の伊勢湾台風で果樹園は壊滅状態に。一方で、サボテンは被害が少なかったため栽培の主役になった。
 二〇〇六年からは、商工会議所を中...

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