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椎の木湖で「ひとりへら鮒釣り競技会」 浅ダナ両ダンゴで金メダル級の釣果

2021年8月10日 05時00分

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昼前後の活性が上がったタイミングにて1キロオーバーの大型が活発に口を使いだした

昼前後の活性が上がったタイミングにて1キロオーバーの大型が活発に口を使いだした

 世界的なスポーツイベントに湧く気運の中、「ひとりへら鮒釣り競技会」を行うべく、埼玉県羽生市の椎の木湖へ釣行。釣果100キロを目標に掲げ、お気に入りの新餌「カクシン」を使った浅ダナ両ダンゴの釣りにチャレンジ。一筋縄ではいかない難敵に丁寧に対処しながらコツコツ釣り進めてミッションクリアに成功。最終的には当日のトップ釣果となる105・18キロでフィニッシュすることができた。(マルキユーテクニカルアドバイザー 戸井田祐一)
 毎年参加していたヘラ釣りのメジャートーナメントが2年連続で見送られ、競技者としての気構えがくすぶっている昨今。盛り上がる世の中の空気にも後押しされ「ひとりへら鮒釣り競技会」の開催を決定。「総重量部門」にエントリーしたつもりで、7月24日、椎の木湖へと釣行した。
 同湖には記録ができる自動検量機が備わっており、今回のチャレンジを行うにはうってつけ。ひとまず合計釣果100キロを目標に設定し、5時半に釣りを開始した。
 選んだ釣り座は2号桟橋奥側、工場向きの256番。普段から餌が多く打たれているうえに風の影響も受けにくい実績の高いエリアだ。

◆竿8尺タナ1メートルで持ちのいい「カクシン」ベースの両ダンゴ

 釣り方は竿8尺、ボディ7センチパイプトップのウキを使ったタナ1メートルの両ダンゴ。餌は持ちのいい「カクシン」をベースに、開きと重さをプラスするための「コウテン」をブレンド。様子を見ながら手水で調整して使っていく。
 仕掛けを投入してみると左への流れが生じており、ちょっと釣りにくいような印象。10分ほどで910グラムのファーストフィッシュが掛かると連チャンで同サイズが顔を出す。ただ、飛びつくようなアタリをみせるピュアな魚たちが竿を曲げてくれたのもわずか30分程度。ここからは、この釣り場らしい経験豊富な難敵たちが相手になってくる。
 6時15分、餌を1ボウル打ち切ったところでの釣果は11匹。アタリ出しが遅い同湖としてはまずまずのスタートといったところ。通常、お昼の食堂営業開始の放送が流れるころから食いが良くなってくるので、その時間までにどれだけ釣果を稼げるかが目標達成のポイントとなってくる。
 6時半、開始約1時間での釣果は11匹で11・99キロ。流れが止まってくるのと同時に典型的なウワズリを示すようになり、タナでのウキの動きがおとなしくなってきた。ただ、1席空けた隣の釣り人がトイレに行って餌打ちを止めたわずかな間に、そこに集まっていたヘラが一気に自分のところに押し寄せてきたところをみると、餌は積極的に追う状況のようだ。
 7時半、2時間経過時点の釣果は18匹で19・13キロ。ここで餌をより開きを意識したブレンドに変更。「コウテン」を100cc減らし、その分をこの釣り場で好実績を誇る「バラケマッハ」に変えてみたところ、良い反応を示すようにはなったが食いアタリを出すまでは持たせられない。
 ナジませようと餌をもんで付けると素通りしてしまうので、もまずにナジませられるよう針のサイズを7号にサイズアップしてみる。するとすぐにヒット。しかし後が続かず。開かない餌にはまったく興味を示さず、開きすぎるとサワリだけでアタらないという、ものすごく微妙な接点を探りながらの釣りを強いられる。
 そんな状況に合わせるべく、餌のブレンドをちょっと修正。ベースの「カクシン」500ccに反応の良かった「バラケマッハ」を100cc、タナまで堪えさせてから膨らんで誘う「GD」100ccを加えて水250ccで仕上げてみた。ちょっと軟らかかったようだが状況にはフィットしていそうな感じ。アタリの出方やスレ掛かりの頻度をみながら、ハリスの長さとハリのサイズをこまめに変えて対応していく。

◆開始5時間時点でチャンスタイム モチベーションも急上昇

 10時半、5時間経過時点で45匹、45・23キロをカウント。これまでの経験どおり、食堂営業開始の放送直後から食いが高まり、連チャンヒットもみられるように。加えて、周囲の釣り人が昼食を食べに席を空けたこともあって、付近一帯のヘラが一気に自分のところへ集まってきた様子。「今がチャンスタイム」と、釣り込みにかかる。事務所で釣果をチェックしてきた知り合いによると、現在自分が釣り場トップの釣果とのことで、モチベーションも急上昇。餌もブレンドはそのままで水量を220ccに減らしたもので安定して釣れているので、特に手を加えず黙々と釣り進める。
 途中、タックルを煮詰めようとワンランク上のウキを取り出したところ、脚にオモリを巻き付けたまま水中に落としてしまうというトラブルが発生。ここで一瞬ペースが落ちたものの、12時半には61・25キロ、13時半には74・79キロ、14時半には91・93キロと順調に釣果を追加。針のサイズは上層から追わせられる上にタナで待ってもアタる6号に落ち着き、ハリスの長さは上30センチ、下40センチから上40センチ、下50センチの間で状況を見ながら、こまめにアジャストさせる形で釣りが決まり、15時半にヒットした1330グラムの96匹目で目標の合計釣果100キロを突破。16時の納竿時には105・18キロに達して当日のトップを記録。金メダル級の満足感を得ることができた。

◆朝ブレンド「コウテン」 もまずにタナへ

<釣行日の餌使い> 芯残りに優れた「カクシン」をベースに、状況に合わせて足りない特性をブレンドで補うのが自分の使い方。
 朝のブレンド相手は「コウテン」。粒子が「カクシン」より粗いので魚をハシャギ気味にでき、まとまりも良く重さもプラスされるので、もまずにタナに餌を届けることができた。
 途中からは漂う微粒子でタナに魚をキープできる「バラケマッハ」をブレンド。拡散を抑えながら沈下してタナで膨らむ特性の「GD」も同量配合して、開く餌をタナに入れられるようにした。
 決まり餌のパターンは「カクシン」500cc、「バラケマッハ」100cc、「GD」100ccに水220cc。
<釣行日の仕掛け>
【竿】8尺(竿春・粋)
【道糸】1号(サンライン・奏)
【ハリス】上下 0.6号(サンライン・奏) 30センチ/40センチ→40センチ/50センチの間で調整
【針】上下 バラサ6号→7号→6号 (オーナーばり)
【ウキ】旭舟(ボディ7センチ、パイプトップ) 餌落ちは全9目盛中6目出し

◆タックルセッティングは強め 実際に目で見て魚の量確認


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