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【富山】細田監督 郷土発信担う 『上市町民栄誉賞』『とやま特別大使』

2021年8月10日 05時00分 (8月10日 09時45分更新)
リモートで出席した細田守さん(中)と中川行孝町長(左)、新田八朗知事=9日、富山県庁で

リモートで出席した細田守さん(中)と中川行孝町長(左)、新田八朗知事=9日、富山県庁で

オンラインで授与、委嘱

 富山県上市町は九日、国内外で高い評価を受ける同町出身のアニメ映画監督、細田守さん(53)に町民栄誉賞を授与した。県も同日、細田さんに「とやま特別大使」を委嘱した。
 細田さんは同町の町民栄誉賞第一号。二〇一八年公開の映画「未来のミライ」が、アニメのアカデミー賞とされる第四十六回アニー賞(国際アニメーション映画協会主催)で長編インディペンデント作品賞を獲得したことや、作品を通じて町おこしに貢献していることなどが評価された。二〇年三月に授与を予定していたが、新型コロナの感染拡大で延期されていた。
 とやま特別大使は県ゆかりの著名人が任命され、細田さんは十二人目。新作映画「竜とそばかすの姫」が第七十四回カンヌ国際映画祭のプルミエール部門に選ばれるなどの国際的評価をたたえるとともに、映画作りを通して県の魅力発信を担ってもらう。
 細田さんは新作映画のプロモーションで来県を予定していたため、町と県が合同で式典を計画。その後、コロナの感染再拡大で来県が中止となったため、細田さんがいる東京と県庁をオンラインで結んで開いた。
 中川行孝町長は、一二年公開の映画「おおかみこどもの雨と雪」のイラストをコミュニティバスに描いたことや、移住定住の広告に活用していることなどを挙げ「町に大変協力していただいている」と感謝。
 新田八朗知事は「県内の景色が描かれた作品もある。今後も素晴らしい作品を生み続け、富山の魅力を発信してほしい」と話した。
 細田さんは「おおかみこどもの作品では上市の皆さんにお世話になった。作品が評価され、引き続き映画が作れたのは、富山の皆さんのおかげ」と謝辞を述べた。(西村理紗)

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