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「バイオリン王」故鈴木政吉氏の胸像序幕 大府の文化会館

2021年8月9日 05時00分 (8月9日 11時30分更新)
修復された鈴木政吉像=大府市の愛三文化会館で

修復された鈴木政吉像=大府市の愛三文化会館で

  • 修復された鈴木政吉像=大府市の愛三文化会館で
  • 鈴木政吉像(左奥)の設置を祝い、バイオリンを演奏する人たち=大府市の愛三文化会館で
 日本を代表する弦楽器メーカー「鈴木バイオリン製造」の創業者、故鈴木政吉氏の胸像が八日、大府市明成町の愛三文化会館に設置された。像はかつて、市内の同社分工場に置かれていたもので、修復を経て七十六年ぶりに同市へ返ってきた。同日、愛三文化会館で除幕式があった。
 胸像は、鈴木氏の功績をたたえて一九四〇年に建立され、当初は同市横根町の鈴木バイオリン製造分工場内にあった。その後は名古屋市内の当時の本社工場へ移されたり、戦時下の金属供出を逃れたりしながら、このたび同社が大府市へ寄贈した。
 鈴木氏が左手に持ったバイオリンを右手人さし指の関節でコンコンとたたき、仕上がりを確認している姿だが、長く屋外にあったため劣化や汚れが目立った。調弦するためのペグは一本折れて三本しかなく、本来ピンと張られているはずの弦はふよふよ。そのため愛三工業(同市)が修復費用を寄付し、彫刻家の中村明二さん(72)=名古屋市=らが四カ月かけて修復した。
 除幕式では、関係者らによって幕が取り払われた。その後、鈴木バイオリン製造の社員やスズキ・メソードで習う子ども、先生らがバイオリンの演奏で胸像の設置を祝った。式で登壇した中村さんは...

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