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手作りのチームジャージーにはにかんだ梶原悠未 ひとりではじめた国立大学自転車部から表彰台へ【東京五輪オムニアム】

2021年8月8日 14時00分

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女子オムニアム 銀メダルを獲得しメダルを手に喜ぶ梶原悠未

女子オムニアム 銀メダルを獲得しメダルを手に喜ぶ梶原悠未

 「学校のジャージーもなかったんで、自分で作ったんです。スクールカラーで、校章も入れて、それっぽくなるようにって。どうですか?」
 2016年の夏。筑波大進学後に初めて再会した梶原は、真新しい空色のジャージーを着て、はにかみながらくるっと回ってくれた。現在も大学院生として在籍する筑波大。進学当時、そこには本格的な自転車競技部もチームジャージーもなく、1人だけでのスタートだった。
 筑波大付属坂戸高で自転車競技を始めた。1年から高校の各大会を席巻し、3年では早くもシニアを含む全日本選手権オムニアムを制し、アジア・ジュニア選手権で5冠。圧倒的な結果に、当然自転車部を持ついくつもの強豪校から誘いの声がかかった。
 だが、梶原は筑波大へ進学し、自分自身の力で闘っていく道を選んだ。練習コースも、練習メニューも自分で決めていく。それをサポートしたのは母・有里さんだ。
 その先につかんだのがともに女子自転車界初となる2020年世界選手権優勝、そして東京五輪の銀メダル。5年前、手作りでチームジャージーをデザインした梶原は、自ら道を切り開きながら女子自転車競技界に新たな歴史を作った。(藤本敏和)
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