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沢村賞会見は「何これ…」大野雄大は今度こそ母から『笑いの金メダル』ゲットなるか【東京五輪・野球】

2021年8月8日 06時00分

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表彰式で金メダルを天に向ける大野雄

表彰式で金メダルを天に向ける大野雄

  • 表彰式で金メダルを天に向ける大野雄
  • 大野が描き、全国コンクールへ進んだ「ぼくの仁王さん」(母・早苗さん提供)
  • 「笑門来福」のステッカーが貼られている玄関でおどける大野(母・早苗さん提供)
 32歳の初五輪で金メダルを手にした。中日の大野雄大投手が昨年は沢村賞、今回は金と遅咲きの栄誉を手にした。野球エリートではない左腕は、母・早苗さんに見守られ、いろいろな経験をしながら大きく育った。
    ◇          ◇
 野球より先に絵画で全国デビューを飾っていた。小学5年で野球を始めた大野。グラブをはめる前の京都市砂川小3年時に「ぼくの仁王さん」をテーマにした絵画が地域で賞をゲット。全国コンクールへ進んだ。
 2年生までは、画用紙と絵の具を前にしても線しか書かなかった大野少年。3年時の担任が美術を得意としていた。「やればできる」と持ち上げられれば、その気になるのは子どものころから。鮮やかな色使いで仕上げた。
 本気になるまで時間がかかるのは仏教大入学後も変わっていない。単位が足りず、2年春から半年間、野球部を離れている。勉強しなかったら練習できない部内規定に抵触した。「ルールは知っていましたけれど、大丈夫だと思っていました。ホンマに練習から排除されました」。1年春からベンチ入りしている左腕にも例外はなかった。ガソリンスタンドでアルバイトし、さらに空き時間を見つけて、フィットネスクラブでエアロビクスのインストラクターも務めた。「お姉さんたちの前で踊っていました」。自虐的に笑うエピソードは懐かしい。
 明るく、楽しく、そして時に羽目を外す。愛されキャラの根本を物語るひとつは、実家の玄関に貼られていた「笑門来福」のステッカー。母・早苗さんは、昨年末に見た息子の沢村賞受賞会見にこう感想を述べた。
 「ひとつも面白くなかった。当たり前のことしか言ってないやん!?『何これ』と思いました。金メダルに輝いたあとに雄大が何を言うか、楽しみにしています。もう、面白くないコメントはいりません」
 自主性が結果を生み、自覚が好結果を導く。堂々と日の丸を背負った左腕はメダルを手にした。
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