(18)次の夢はテレビ出演

2019年12月11日 02時00分 (5月27日 03時54分更新) 会員限定

「テレビに出たい」という夢を医療ジャーナリストに語る23歳ごろの筆者

 会社を立ち上げて四年がたつ、二十三歳のころ。夢だった本の出版も実現し、努力と行動を積み重ねることで、少しずつ夢の扉は開かれていた。私が次に考えたことは「全国放送のテレビに出る」ということだった。
 私にはどうしても出たいドキュメンタリーの番組があった。毎週、一流の経営者や大学教授、研究者などが取り上げられ、その人の夢への挑戦を追いかける番組だ。当然私のような何の実績もない二十代前半の障害者が出られる番組でないことは知っていたが、私は「絶対にできるはずがない」と言われることに挑戦する楽しさを、本の出版で知ってしまった。
 まず私は会員制交流サイト(SNS)で、その番組に携わっている方を探した。そして一人一人にあいさつや自己紹介を含めたメッセージを送っていった。ほとんどの方には無視をされたが、一人の男性からメッセージが返ってきた。その男性はフリーで医療ジャーナリストをされているという。しかも偶然にも、私が出版した本を読んでくれていた。
 メッセージを送った数日後、ちょうど東京に行く用事があった。私はそのジャーナリストの男性に「一度会ってもらえませんか」とお願いをした。すると彼も快く承諾してくれ...

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