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移住者の支えにシェアショップ 穴水「狩女」福岡さん 開設準備中

2021年8月7日 05時00分 (8月7日 05時03分更新)
シェアショップ開設に向け、準備を進める福岡富士子さん=穴水町川島で

シェアショップ開設に向け、準備を進める福岡富士子さん=穴水町川島で

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 二〇一八年に穴水町へ移住し、ジビエ(野生鳥獣肉)利活用アドバイザーなどで活躍する福岡富士子さん(51)=大町=が、移住者四人と協力して、特産品や農産物、ジビエ食品、コーヒーなどを販売するシェアショップの開設に向け準備を進めている。町のにぎわいづくりに一役買うほか、福岡さんは「地域と町へ移住してくる人をつなぐパイプ役になりたい」と意気込む。(森本尚平)

特産品など販売予定「気軽に相談できる場に」

 女性猟師でつくる「狩女(かりじょ)の会」を主宰する福岡さんは、町へ移住後、ジビエ料理や革細工の教室を開いている。自身は地域の理解や手助けなどもあり町での生活を続けているが、定住に至らない移住者の姿も見てきた。「地域とのコミュニケーション不足やちょっとしたひずみで出て行く人もいる。気軽に移住者が相談でき、安心して定住できるような交流拠点をつくりたい」と話す。
 シェアショップでは、根木地区の赤いソラマメや沖波地区のキビなどの特産品を販売。メンバーが地域住民から手ほどきを受けて栽培し、クレープなどの加工品も手掛けていく。メンバーの一人で昨年カナダから移住した鹿島直皓さん(29)=大町=が自ら焙煎(ばいせん)するコーヒーなども並べる。ショップの拠点は町内の更地を予定し、メンバーが所有するユニットハウスやキャンピングカーを並べて、移住者の個性を生かした拠点にしていく。
 参加する上田佐智子さん(47)は、穴水の穏やかな海や自然に引かれ、七月に金沢市から移住してきたばかり。「いろいろな面で福岡さんたちから支援を受け心強い。移住者が相談できる場所があれば安心して暮らせる」と話す。今後は自身も受け入れる側としてサポートに力を尽くす考えで「何ができるのかを考えていきたい」と力を込める。
 更地の購入や電気工事の費用調達のため、インターネットによる資金調達「クラウドファンディング(CF)」で支援を募っている。返礼品には、鹿島さんのコーヒーや福岡さんが手掛ける革細工、能登産米、イノシシ肉のレトルトカレーなどを用意。福岡さんは「一つの拠点を共有することで、一人では難しい問題をみんなで解決していける。何とか成功させたい」と話した。
 支援は三千円からで、十五日正午まで。CFサイト「シナジークラウドファンディング」の「まちづくり・地域活性化」のカテゴリーから検索。

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