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岐路に立つ企業城下町 坂祝・パジェロ製造、生産終了

2021年8月7日 05時00分 (8月7日 05時00分更新)
生産が終了したパジェロ製造=坂祝町で

生産が終了したパジェロ製造=坂祝町で

 三菱自動車の子会社「パジェロ製造」(坂祝町)が六日、三菱自の経営再建策の一環で生産を終えた。前身企業が町に移転してきてから四十五年。税収や雇用確保で恩恵を受けてきた人口八千百人の企業城下町は、岐路に立たされる。お膝元では名残を惜しむ声も上がった。
 「パジェロ製造がパーティーを開いてくれることもあったのでさみしい」。昨年まで同社近くで営業していた結婚式場で働いていた女性(72)は声を落とした。以前は取引もあったという地元の鉄工所経営の五十代男性は「残念だけど、パジェロの人気もなくなっていったし仕方ないのかな」と話した。
 工場の閉鎖方針は昨年七月に公表されていた。三菱自によると、生産が終了した六日は、パジェロなどが飾られた社屋一階のフロアで簡素な式典が開かれた。役員や従業員ら二十人ほどが出席し、あいさつや記念撮影など三十分ほどで終わったという。
 従業員九百八十八人のうち、約35%は三菱自岡崎製作所(愛知県)に移籍し、約37%は再就職する。残りの人は退職を選んだ。
 町税収入の15%をもたらし、二百人を超える町民の雇用を生んでいた工場の閉鎖は町にとって痛手だ。関係者は、パジェロ製造が所有する...

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