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【中日・木下雄介さんを悼む】周りにはいつも仲間が…まさしく愛されキャラだった

2021年8月6日 12時00分

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木下雄介さん

木下雄介さん

 中日は6日、木下雄介投手が3日に亡くなったことを発表した。27歳だった。育成から這い上がった木下雄投手はどんな選手だったのか。本紙のドラゴンズ担当記者が追悼した。
   ◇   ◇
 周りにはいつも仲間がいた。木下雄投手は3月21日、日本ハムとのオープン戦(バンテリン)で右肩を脱臼。その日のうちに、本拠地へ向け、2軍から駆けつけたのがドラフト同期の笠原だった。同じ2017年入団。状態を心配し、身の回りの荷物を運んでいた。
 同じく同期入団の京田を含めた3人は、家族ぐるみの付き合い。互いの家を行き来していて、時に京田は木下雄投手を兄のように頼っていた。
 陰で支えようとしたのは同学年の高橋周だった。脱臼と聞きつけて岐阜県内の治療院を紹介。「僕が行っているところ。良くなるのなら何カ所でも行けばいい」。ここは今季限りで引退する西武・松坂も通った“ゴッド・ハンド”で有名な治療院。確か6月下旬だったと記憶している。記者は木下雄投手に「治療院行った?」と聞いた。「周平が気をつかってくれたんですよ。リハビリの過程で、チャンスがあれば行こうと思っています」。木下雄投手は満面の笑みを浮かべていた。当たり前のことだが、これが最後の会話になるだなんてこれっぽっちも思わなかった。
 チーム内には、さまざまな人間関係がある。ただ木下雄投手を挟めば、みなが会話できる。まさしく愛されキャラ。早すぎる死を悼まずにいられない。(川本光憲)
▼木下雄介さん(きのした・ゆうすけ)1993年10月10日生まれ。183センチ、80キロ。右投げ右打ちの投手。大阪府出身。生光学園高、駒大(中退)、四国アイランドリーグプラスの徳島を経て育成ドラフト1位で2017年に中日入団。18年3月に支配下登録され、背番号「98」に。昨年は18試合に登板し0勝0敗1セーブ、防御率4・08。通算37試合0勝0敗1セーブ、防御率4・87。
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