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ダブル金で伝説の姉妹に 川井梨紗子・友香子の先進的な取り組み【記者コラム】

2021年8月5日 21時39分

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川井梨紗子

川井梨紗子

◇5日 東京五輪 レスリング女子フリースタイル57キロ級(幕張メッセ)
 2016年リオデジャネイロ五輪63キロ級女王の川井梨紗子(26)=ジャパンビバレッジ=が、19年世界選手権3位のイリーナ・クラチキナ(ベラルーシ)に5―0で快勝し、メダルを獲得。日本女子レスリングで吉田沙保里、伊調馨に次ぐ史上3人目の五輪連覇を果たすとともに、62キロ級で優勝した妹の友香子(23)=ジャパンビバレッジ=との姉妹ダブル金メダルを達成した。五輪夏季競技での姉妹ダブル金メダルは日本勢初。
【記者コラム】 川井姉妹のダブル金メダルの一因は、数年がかりでの肉体改造だ。2人は2018年ごろから国立スポーツ科学センター(東京)で相次いで本格的なトレーニングに着手。至学館大(愛知県大府市)を練習拠点としながら、東京都内にも2人で住まいを借り、トレーニングに通い詰めた。
 姉妹を担当する沼田幹雄トレーナーは、かつてラグビートップリーグの強豪・サントリーを指導した経験もある。2人の強化ポイントをこう説明した。「梨紗子選手は瞬発力が非常に高い。あとは6分間戦えるスタミナの強化。友香子選手は骨格的に一回り大きいが、筋力が付いていないところがあった。五輪までにいかに埋めるかだった」
 効果はてきめん。友香子は体重が3~4キロ増え、海外勢にパワー負けしない体つきになった。梨紗子は、そのストイックな姿勢でも沼田トレーナーを驚かせた。「ウエートでもバイクのトレーニングでも、できないことにトライし、できるようにする。とにかく負けず嫌い。それが原動力になっている」と言う。
 女子レスリングでは、マット外でのトレーニングに力を入れる習慣が根付いていない。姉妹の先進的な取り組みが、日本チームの底上げにもつながる。(木村尚公)
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