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早熟レスラー向田真優 中学で親元を離れ目標へ一直線【東京五輪レスリング】

2021年8月5日 21時08分

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女子53キロ級準決勝 決勝進出を決めた向田真優

女子53キロ級準決勝 決勝進出を決めた向田真優

◇5日 東京五輪 レスリング 女子フリースタイル53キロ級(幕張メッセ)
 五輪初出場の向田真優(24)=ジェイテクト=は準決勝で2019年世界選手権55キロ級銅メダルのボロルトゥヤ・バトオチル(モンゴル)を6―3で破り、銀メダル以上を確定させた。決勝は6日に行われる。
 メダルを確定させても、向田の喜びは控えめだった。準決勝は得意のタックルで攻め立てて快勝。それでも、マット脇で迎えた志土地翔大コーチ(34)の第一声は「もっといけたね」だった。金メダルを目指すこそ理想は高い。向田は「最後1試合、思い切って戦う。6分間に全てを懸ける」と決勝を見据えた。
 幼少時に「友達がやっていたから」と軽い気持ちで始めたレスリングが才能を引き出した。母の啓子さん(51)は「強い子をやっつけるような我が強いタイプ。レスリングはこつこつまじめ。教わったことをノートに書いていた」。四日市ジュニアクラブ(三重)では小学3年から全国大会4連覇した。
 早熟のレスラーは目標を定めるのも早かった。「将来は五輪選手に」と中学で親元を離れ、トップアスリートを養成する「エリートアカデミー」(東京)へ。大学進学時には複数の選択肢から、「レベルの高い環境で切磋琢磨できる。五輪へ出るためには一番の近道」と愛知・至学館大を選んだ。
 「人に言われて決めるタイプじゃない。節目節目で勇気がいる決断もあったが、自分で決めたから最後まで頑張れる」と向田。四日市の実家を離れて10年余り。追い求めてきた五輪を24歳でかなえた。
 減量苦が課題だったが、五輪に向けて1年計画で体重を一定に保った。1カ月前から本格的な減量に入っても、「食べながら無理なく落とせた。最後の最後まで技術、体力練習を積めた」と向田は言う。
 2016年リオ五輪で吉田沙保里が敗れた女子53キロ級決勝。同じ三重県出身の向田が、金メダルを日本に取り戻す。
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