(29)コブクロがくれた希望

2020年5月20日 02時00分 (5月27日 03時54分更新) 会員限定

中学時代からコブクロの大ファンの筆者。ライブ会場での記念写真

 私には大好きなミュージシャンがいる。「コブクロ」だ。きっかけは中学三年生のころ、音楽の授業でバンド演奏をすることになり、選曲がコブクロの「桜」になったことだ。
 初めて彼らの音楽を耳にした時、真っすぐな詞と心に響き渡る歌声に衝撃を受けた。何より、二人の「歌を届けよう」とする情熱と誠実さにひかれた。
 いつもコブクロの音楽を聴いていた。気持ちがどん底に落ちても、コブクロの音楽のおかげで、心にすむ「諦め」という魔物を追い払うことができた。彼らの音楽はすべて好きだが、ピンチの時は必ず「光」という曲を聴く。歌詞にはこうある。
 「暗闇に差し込む光にかざした その手でいつしか 夢をつかむ君に 僕ができる事はただ1つ 君が この道の果てに 目を伏せてしまっても 『こっちだよ』って手をたたいて 君が前を向けるように 君の進むべき方へ」
 集中治療室(ICU)でもCDをかけてもらい、聴いていた。生死の境をさまよい、生きることがつらくて目を閉じてしまいそうな場面でも、「諦めないで、こっちだよ」と励ましてくれた。コブクロがいなければ、今の私は私でなかったとも思う。
 子どもの頃から「いつか、コブクロの二人に会う」...

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