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旅行や帰省中止・延期を 県内 最多43人コロナ感染 特別警報に引き上げ  

2021年8月4日 05時00分 (8月4日 09時49分更新)

 12〜18歳接種確保 夏休み280人分

 県は三日、県内で過去最多の四十三人が新型コロナウイルスに感染していたと発表した。杉本達治知事は同日、県庁で臨時会見を開いて警戒レベルを「警報」から「特別警報」に一段階引き上げ、県境をまたぐ旅行や帰省の原則中止・延期、学校部活動の原則自粛などを求めた。特別警報の期間は二十日まで。=新型コロナ関連<8><9><10><20><21>面 (山本洋児)
 これまで過去最多の感染者は四月二十二日の三十八人だった。県内は直近一週間の感染者数も二百五人と過去最多を更新。病床占有率も44・8%(百八十一床)と最も高い。感染経路は県外由来が多く、そこから飲食店や学校などでクラスター(感染者集団)が発生している。
 杉本知事は、病床の逼迫(ひっぱく)状況などを踏まえ県独自の「緊急事態宣言」を出すことは見送った。現状は県境をまたぐ移動の抑制が最も効果的とし、お盆を前に「旅行や帰省など県外との往来は原則中止・延期を」と呼び掛けた。同居家族以外との外出も慎重な判断を促し「感染の六割は五人以上の集まり。マスクを外しての会話やバーベキュー、海水浴は自粛してほしい」と語った。
 県外客の利用が多い県立恐竜博物館(勝山市)とエンゼルランドふくい(県児童科学館、坂井市)、県こども家族館(おおい町)、ふくい健康の森スケートパーク(福井市)は七〜二十日を臨時休館とする。
 学校の感染対策も強化し、部活動は全国大会などを控えている場合を除き、原則自粛とする。補習はオンラインで実施する。県民の県内旅行代金を割り引く「ふくいdeお得キャンペーン」は四日から新規予約を、「GoTo イート」の食事券は六日から新規販売を停止する。
 一方、県は、十二〜十八歳が夏休み中にワクチン接種を受けられるよう二十一、二十二、二十八、二十九の四日間で計二百八十人分(一回目)の予約枠を確保した。場所は福井市内の医療機関。五〜十一日に県のホームページで予約を受け付ける。二回目は九月の予定。

 新規感染 県外由来は33人


 県は三日、新たに十歳未満から七十代の四十三人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内新規感染者数としては過去最多。うち三十三人が県外由来とみられる。累計は千七百八人となった。
 学校関連では、武生高校の教職員二人の感染が分かった。いずれも感染リスクのある期間に生徒との接触はなかった。同校は三日から当面登校禁止とし教職員七十四人を検査する。小浜市内の中学校に通う男子生徒二人の感染も確認され、接触のあった生徒と教職員計四十三人を検査する。
 自治体の職員の感染も相次いでいる。鯖江市は、学校調理員として勤務する五十代の女性職員一人が感染したと発表。あわら市は、出先機関の施設管理を担当する二十代の男性職員一人が感染したと発表した。県警は、県警本部警備部公安課に勤務する福井市の四十代の男性警察官一人が感染したと発表した。接触のあった警察官十二人を自宅待機とした。
 このほか、県立病院(福井市)の五十代女性看護師の感染が分かった。知人が陽性となり、七月二十六日から自宅待機していたため、院内に接触者はいない。県内の未就学児が通う施設では新たに職員一人と園児などの家族五人の感染が分かった。この施設関連の感染者は計二十九人となった。
 市町別では、福井市七人、あわら市六人、坂井市五人、越前町三人、敦賀市、小浜市、越前市が各二人、永平寺町、南越前町、東京都、京都府が各一人。そのほか県内の障害者通所施設で利用者四人、県内の未就学児が通う施設関連で六人、越前市武生第一中学校関連で二人の感染が確認された。 (成田真美)

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