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「トノサマガエルになれた」 ボクシング女子・金メダルの入江

2021年8月4日 05時00分 (8月4日 05時02分更新)
ボクシング女子フェザー級で金メダルを獲得し、涙を流す入江聖奈選手=3日、両国国技館で

ボクシング女子フェザー級で金メダルを獲得し、涙を流す入江聖奈選手=3日、両国国技館で

 三日のボクシング女子フェザー級で日本勢初の金メダルを獲得した入江聖奈(せな)選手(20)は、歴史を塗り替えた瞬間、ぴょんぴょんと二回跳びはねた。3ラウンド9分間、死闘を終えて飛び出した言葉は「今日だけはトノサマガエルになれたと思う」。
 小学生時代から指導する日本連盟の伊田武志女子強化委員長が決戦を前に授けたのは、題してトノサマガエル作戦。無類のカエル好きの入江選手を乗せようと「詰め将棋をするように、一手一手詰めていって殿様に」と名付けた。
 「殿様になるぞという強気の表れだと思う」と意図はかみ合わなかったが、世界女王にもひるまず、得意の左のジャブでペースをつかむスタイルを貫いた。
 競技を始めたのは小学二年。母親が愛読していたボクシング漫画「がんばれ元気」を読んだのがきっかけ。小学校時代は「惰性で続けていた」が、東京五輪開催が決まり、目標に定めた。
 本当は運動音痴で逆上がりもできない。メダリスト会見では「運動が苦手な子にも、努力を諦めなければ何かをつかむことができると教えてあげられたのかな」。夢見た舞台で頂点に立ったが「大学でボクシングはやめるつもり。就職先はカエル関連で探しているが、見...

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