本文へ移動

廃棄素材、新商品に再生 「アップサイクル」中部企業で加速

2021年8月4日 05時00分 (8月4日 05時01分更新)
桂新堂と若鯱家などが連携して開発した「サステナブルえびせんべい」=名古屋・栄の松坂屋名古屋店で

桂新堂と若鯱家などが連携して開発した「サステナブルえびせんべい」=名古屋・栄の松坂屋名古屋店で

  • 桂新堂と若鯱家などが連携して開発した「サステナブルえびせんべい」=名古屋・栄の松坂屋名古屋店で
  • 御幸毛織がスーツ用の生地の余りで作った吾妻袋=同社提供
 本来は捨てる素材にひと工夫を加えて別の製品に仕上げる「アップサイクル」と呼ばれる取り組みが、中部地方でも加速している。国連の持続可能な開発目標(SDGs)を意識し、服飾や食品のメーカーが相次いで製品を開発。企業同士で素材を持ち寄り、新しい商品を生んだ例もある。 (竹田弘毅、鈴木啓太)
 えびせんべいの桂新堂(名古屋市)とカレーうどんチェーンの若鯱家(同)は、それぞれの商品の製造過程で出るアマエビの頭とうどんの端材を使い、カレー風味の「サステナブルえびせんべい」を開発。六月から、松坂屋名古屋店(同)の桂新堂の売り場などで十二袋入り千四百四円で販売している。
 アマエビの頭二キロと、うどんの端材二・五キロで、せんべい四千五百枚分を製造し、食品ロスの削減につなげる。開発に協力した名古屋国際中学校・高校の生徒のアイデアで、包装に「この商品には原材料の他に、優しさも詰まっています」と記した。桂新堂の光田侑司専務は「地球や環境のことを考えてもらうきっかけになれば」と話す。
 紳士服メーカーの御幸毛織(同)は六月、廃棄処分してきた生地の「端切れ」を活用したプロジェクト「HAGIRE」を開始。第一弾として...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

中日BIZナビ
中日BIZナビ

関連キーワード

おすすめ情報