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住民“ふん慨” カラス500羽 松任城址公園周辺ねぐら 路面洗い流し「効果は限定的」

2021年8月4日 05時00分 (8月4日 05時04分更新)
白い絵の具が飛び散ったようにカラスのふんで汚れた歩道や路面=白山市西新町で

白い絵の具が飛び散ったようにカラスのふんで汚れた歩道や路面=白山市西新町で

  • 白い絵の具が飛び散ったようにカラスのふんで汚れた歩道や路面=白山市西新町で
  • 松任城址公園周辺のカラスのふんを清掃する作業員=白山市古城町で
 路面には絵の具が飛び散ったように鳥のふんが広がる−。白山市の住民が、松任城址(じょうし)公園(古城町)の周辺をねぐらにするカラスのふん害に悩まされている。公園周辺の県道を管理する県は毎年、路面を洗い流しているが、住民は「効果は限定的」と抜本的な解決を求めている。 (吉田拓海)
 カラスのふん害が問題になっているのは、JR北陸線松任駅から約百メートル離れた松任城址公園と、駅前を通る県道の西新町交差点(西新町)から同市殿町までの直線約三百五十メートルの範囲。車道や歩道には白いふんがこびり付き、わずかに刺激臭が鼻を突く。カラスの黒い羽根も散らばっている。
 市などによると、例年初夏から九月まで、日没後にカラスの群れが松任城址公園や周囲の電線に集まり、集団で休んでいるとみられる。
 店舗前の歩道がふん害にあっている中華料理店チュー西新町店の大浦孜さん(77)は、飲食店だけに衛生面の悪印象も懸念し、「毎日、夜になるとカラスが電線にびっしりととまって不気味。歩道が汚れてしまい困っている。何とかしてほしい」と嘆く。
 住民の苦情を受けて、市は七月中旬、公園内にカラスが嫌う音声を流す再生装置を設置。日没後の午後七時から午前零時十五分まで、カラスの天敵のワシやタカの鳴き声を流している。
 県道を管理する県石川土木総合事務所は委託業者に路面の清掃を指示。今月三日には、作業員が高圧洗浄器やブラシを使って、歩道にこびり付いたふんを洗い流していた。
 公園の間近に開業する西川歯科医院(西新町)の院長で、松任駅前区町内会の西川諭会長(71)は「周辺には五百羽ほどいる。臭いもひどく、誰も公園に近づかなくなった。市は歩道に飛び出した公園の枝を切るなど、抜本的な解決をしてほしい」と求めている。

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