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【体操 笠松昭宏評論】個人総合制した余裕で橋本大輝 落ち着いていた 北園とともに10代まだまだ成長途上

2021年8月3日 21時50分

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男子種目別鉄棒で優勝した橋本大輝(下)に手を振る(右から)芦川うらら、村上茉愛、谷川航、萱和磨

男子種目別鉄棒で優勝した橋本大輝(下)に手を振る(右から)芦川うらら、村上茉愛、谷川航、萱和磨

◇3日 東京五輪 体操 男子種目別・鉄棒(有明体操競技場)
 個人総合を制した橋本大輝(19)=順大=が15・066点で金メダルを獲得し、2冠を達成した。男子種目別での金メダルは、1984年ロサンゼルス五輪(鉄棒・森末慎二、つり輪・具志堅幸司)以来37年ぶり。
【評論】 この日の決勝で演技を最初から最後まで通せた選手は、上位3人だけでした。橋本選手は個人総合を制したことで、気持ちに余裕があったように感じます。鉄棒は予選をトップ通過した種目ということもあり、本来の演技をすれば勝てると自信を持って臨んだのではないでしょうか。表情に落ち着きがあり、演技も非常にいい内容でした。
 五輪の1年延期は、橋本選手を大きく成長させる期間になったと思います。2019年の世界選手権に出場して名前を売り、「これから出てくる選手だよ」ということをアピールできました。さらに、1年の延期で練習を積む時間が生まれ、全体のベースアップに成功しました。もともと脚力の強い選手です。それを生かし、床や跳馬の演技構成は大きく変わりました。また、どちらかといえば苦手だった平行棒も点を稼げる種目になりました。
 肘を故障した影響で調整に苦しんだ北園選手もDスコア(技の難度)を予選の5・9から6・1に上げてきました。本来ならこの構成で演技できる選手です。今回のチームで、内村選手の姿や言葉から多くのことを学べたことも、若い選手たちには心強かったのではないでしょうか。10代の2人は、まだまだ成長途上です。3年後のパリ五輪に向けて、さらにベースアップできると期待しています。(シドニー五輪体操日本代表、笠松体操クラブ代表)
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