本文へ移動

県内デルタ株検出増加 感染系統43%で確認  

2021年8月3日 05時00分 (8月3日 11時43分更新)

新たに34人コロナ感染


 県は二日、新たに十歳未満から五十代の三十四人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。うち三十一人が県外由来とみられる。新規感染者数としては過去二番目の多さで、直近一週間の新規感染者数は過去最多を更新する百七十五人となった。また変異株の検査で、新たに十八人がデルタ株とみられるL452R変異株に感染していたと発表した。L452R変異株の感染は計二十八人となった。(成田真美)
 新規感染が急拡大した七月二十一日以降でみると、確認された系統のうち43%がデルタ株とみられる。県健康福祉部の宮下裕文副部長は「デルタ株の検出が増えてきたことと一致して、患者数が伸びてきている。第四波とは感染の様相が変わってきた」と分析した。
 二日の新規感染者は市町別で敦賀市五人、坂井市と福井市が各二人、勝山市と越前町が各一人。そのほか県内の未就学児が通う施設関連で十七人、北陸高校の生徒一人、越前市武生第一中学校関連で四人の感染が確認された。
 県内の未就学児が通う施設では保育事業とともに児童クラブ事業も行っており、園児五人、職員三人のほか、クラブを利用していた児童四人、家族五人の感染が新たに分かった。同施設関連の感染者は計二十三人となった。
 北陸高の生徒は男子ハンドボール部員で、同部の感染者は計十六人となった。
 日本原子力発電は協力会社社員で三十代の男性一人人が感染したと発表した。男性は敦賀2号機(敦賀市)の保守点検をしている。
 感染者が出た高志高校では百六十人が検査を受け、百五十九人が陰性だった。結果が出なかった一人と陰性者のうち再検査が必要となった一人、新たに接触が確認された三人の計五人の検査を進める。福井市灯明寺中学校の三十五人は全員陰性だった。

越前市のこども園・保育教諭1人感染

 越前市は二日、市内の認定こども園北新庄の保育教諭一人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。教諭は七月二十六日以降、園児の保育に直接従事しておらず、こども園の他の職員や園児に濃厚接触者はいないという。
 教諭は三十日に同居家族の感染が分かり、PCR検査で一度は陰性だったが、微熱やのどの痛みなどがあったため一日に再検査して陽性と確認された。二十九日から出勤していないため、他の職員や園児の検査は実施しない。こども園は三十日に消毒作業を行い、二日から通常通り開園している。

県新たに100床確保


 県は二日、新型コロナウイルス患者を受け入れる新たな病床として最大百床を確保したと発表した。患者の増加状況に応じて福井市内の体育館一カ所に開設し、主に軽症者を受け入れる。県内の医療施設の病床数は四百四床となり、宿泊療養施設の百四十六床と合わせると、県内に計五百五十床が確保されたことになる。
 今後さらに感染が拡大することに備え、六月補正予算に関連費用を盛り込んでいた。常時設置するわけではなく、必要に応じて必要な病床数を開設する。ベッド、空調、仕切りなどの設備を整えた。
 近隣の医療機関の医師らが治療に当たる。稼働病床数が増えた場合は、県の医師会や看護協会に協力を要請する。 (成田真美)

関連キーワード

PR情報