本文へ移動

陶芸村 活性化に着手 能美市 体験館を全面改修へ

2021年8月3日 05時00分 (8月3日 10時49分更新)
【上】改修後の九谷焼美術館・体験館のイメージ=能美市提供【下】九谷焼美術館・体験館(右)などの施設が集積する九谷陶芸村=能美市泉台町で

【上】改修後の九谷焼美術館・体験館のイメージ=能美市提供【下】九谷焼美術館・体験館(右)などの施設が集積する九谷陶芸村=能美市泉台町で

新幹線延伸見据え構想練る

 能美市は二〇二四年春に予定される北陸新幹線の県内全線開業を見据え、九谷陶芸村(泉台町)の活性化に着手する。九谷焼美術館・体験館の全面改修を柱にした活性化の構想案を一年余かけて練っていく。観光客が訪れたくなるような、回遊性の高いスポットを目指す。(平井剛)
 陶芸村には九谷焼美術館の四施設(体験館・五彩館・職人工房・浅蔵五十吉記念館)のほか、県立九谷焼技術研修所や九谷焼の卸問屋・小売店、九谷焼業界の組合事務所などが入居している。
 活性化に向け、市が真っ先に着手するのは体験館の全面改修。一九九〇(平成二)年にオープンし、ろくろや絵付けなどが楽しめる施設として年間一万二千人が利用。だが、老朽化に加え、新型コロナウイルスの影響で、ここ最近の入館者数は減っている。
 井出敏朗市長が「まるで学校の図工室のよう」と指摘するなど、館内は前時代的な造りであか抜けない印象が強いため、内外装ともに一新して、「九谷焼をおしゃれに楽しめる場所」へと生まれ変わらせる。施設の入り口付近には休憩所や多目的スペースを設け、外国人向けの多言語表記の看板なども設置する。
 他の施設や小売店の活性化についても、相乗効果が得られるよう有機的な連携方法を模索していく。
 市商工課の担当者は陶芸村と似た環境として愛知県陶磁美術館(瀬戸市)を挙げ、「ここも焼き物関係の施設が集積している。活性化の良い知恵が得られないか、参考にしていきたい」と話す。

関連キーワード

おすすめ情報