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石川県内、自宅療養最多249人 4日間で2.4倍 デルタ株で急増

2021年8月3日 05時00分 (8月3日 09時51分更新)
 七月下旬からの新型コロナウイルス感染急拡大に伴い、石川県内の自宅で療養する感染者が二日、過去最多の二百四十九人に上った。県が自宅療養を認めだした五月の最多九十七人の二・五倍となっている。この急増に対応している金沢市保健所の担当者は「業務は深夜遅くまで続いている。これ以上感染が拡大すると、自分たちだけでは手が回らなくなる」と明かす。(押川恵理子、鈴木里奈)
 県は五月初旬から入院の必要がないと医師が判断した感染者に限り、育児や介護などを理由に自宅療養を認めている。感染力の強い変異株「デルタ株」の影響で七月後半から感染が急拡大し、感染者は二十八日に過去最多の百十九人を確認。その後も三日連続で九十人を超えた。自宅療養は二十九日に百四人になり、わずか四日後にその二・四倍の二百四十九人となった。
 県は、六月補正予算で委託した民間事業者の看護師らを通じて自宅療養者の健康を毎日確認し、食事の提供や生活必需品の買い出しもしている。第四波でも自宅療養者は一時百人に迫ったが、感染状況が落ち着くと減り六月二十八日〜七月八日はゼロだった。
 金沢市保健所では、通常は感染症対策全般に保健師十人で対応するところを、三十人で対応している。市内の福祉健康センターや庁内から応援を呼んでいる。事務作業や検体の搬送、療養者の移送も市役所から応援を受けてしのいでいる。
 三十人態勢は、五月のまん延防止等重点措置適用のころと同じ規模。自宅療養者に健康観察のための電話をかける件数が多く、自宅療養者からの不安についての相談も増えた。金沢市保健所の担当者は「市関係者以外の外部からの専門職の応援を頼むことも視野に入れている」と話す。一方、自宅療養中の患者に対しては「軽症から急に重症になる例も報告されており、油断しないでほしい」と呼び掛けている。

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