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「外野が1人内野に…」甲斐サヨナラ打は頭を整理した結果「金メダルのため」次戦は宿敵韓国【東京五輪野球】

2021年8月2日 23時56分

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タイブレークの延長10回裏1死二、三塁、甲斐(中央)がサヨナラ打を放ち、ナインに祝福される

タイブレークの延長10回裏1死二、三塁、甲斐(中央)がサヨナラ打を放ち、ナインに祝福される

◇2日 東京五輪 野球・準々決勝 日本7x―6米国(タイブレーク延長10回、横浜スタジアム)
 9回に1点ビハインドを追い付いた日本は、タイブレーク延長10回の激闘の末に甲斐拓哉捕手(28)の右安打でサヨナラ勝ちした。1次リーグから3連勝とした日本は、4日の準決勝で韓国と対戦する。
   ◇   ◇
 宿敵・米国との戦いは劇的な幕切れで終わった。無死一、二塁のタイブレークで始まった延長10回、1死二、三塁から甲斐の打球が右方向に飛んだ瞬間、右翼手は追うのを諦めた。横浜の夜空に弧を描いた当たりは、そのまま右翼フェンスを直撃。サヨナラ勝ちで約4時間近い死闘の幕が下りた。
 「いろいろ考えたけれど、頭を整理して、稲葉監督の話を聞いて打席に入れた。外野が1人、内野にきてという状況で、振り抜こうというのがああいう結果になりました」。グラウンドにできた歓喜の輪の中でもみくちゃにされた打のヒーロー、甲斐はこう振り返った。
 一丸となってもぎ取った勝利だった。中盤の点の取り合いも食らいつき、1点を追う9回には1死一、三塁から柳田が遊撃手の前へゴロを打って三塁走者生還。泥くさく延長戦へとつなげると、広島の新人・栗林が10回一、二塁のタイブレークの状況を剛腕で切り抜けた。甲斐はこの好投にも感謝する。「栗林がゼロに抑えて勝ちにつながった。初球から自分のいい球を投げた結果。全員が諦めずに戦った結果」と感謝を込める。
 初戦のドミニカ共和国戦に次ぐサヨナラ勝ちで3連勝に稲葉監督も目を細めた。「選手たちがよくやってくれた」。
 米国は前回に五輪で野球があった2008年北京で、1次リーグと3位決定戦と連敗。悔しい思いをした相手にまずは1勝した。準決勝の相手は北京で金メダルに輝いた韓国だ。あの時取れなかった金色のメダルへ、まずは日本戦となると、いつも目の色を変えてくる宿敵をたたき、決勝へ弾みをつける。
 ヒーローも頼もしい言葉で締めた。「金メダルを取るためにやっている。毎日切り替え、準備をしっかりやっていきたい」と。

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