こんな遺跡が自分の地域に 小松・埋文センター 校下別に紹介
2021年8月2日 05時00分 (8月2日 10時51分更新)
小松市内で出土した縄文から江戸時代にかけての遺跡を、各小学校下ごとに紹介する企画展「校下別代表遺跡で語る! こまつ歴史年表2021」が、市埋蔵文化財センターで開かれている。
日用品や祭具、武器など出土品約六百点が並び、それぞれの地域の歴史を紹介している。
芦城校下にあった弥生時代中期の「八日市地方遺跡」からは、碧玉(へきぎょく)製の管玉(くだたま)を展示。符津校下にある古墳時代の「矢田野エジリ古墳」では、国の重要文化財になっている埴輪(はにわ)十点を紹介している。馬に乗った人と、その馬を引く人「馬子(まご)」がセットになった埴輪は全国的にも珍しいという。
学芸員の村上昂之(たかゆき)さんは「住んでいる地域の遺跡に興味を持ってもらえたら」と来場を呼び掛ける。
訪れた粟村知佳子さんは「また行ってみたいところが増えた」と話していた。
九月十二日まで。水曜休館。観覧料は百円。高校生以下は無料。今月中は午前九時〜午後四時まで、来月午後五時までの予定。 (久我玲)
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