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感極まる池江璃花子「人生のどん底に突き落とされて…ここまで戻ってくるのはすごく大変だった」【東京五輪競泳】

2021年8月1日 18時32分

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最後のレースを終え、感極まる池江璃花子

最後のレースを終え、感極まる池江璃花子

◇1日 東京五輪 競泳女子400メートルメドレーリレー決勝(東京アクアティクスセンター)
 白血病を克服して五輪に出場した池江璃花子(21)=ルネサンス=の東京五輪は、この種目の8位入賞をもって全て終了した。
   ◇   ◇
 池江の東京五輪は涙とともに幕を閉じた。最後の種目は第3泳者として大好きなバタフライを泳ぎ、チームメートの小西杏奈、渡部香生子、五十嵐千尋と3分58秒12で8位。「一度は諦めた東京五輪だったけど、しっかり決勝の舞台で、みんなで泳ぐことができたことは、本当にうれしかった」と声を詰まらせた。
 一度は諦めた―。その理由は白血病という想像を絶するつらさからだった。だから、続く言葉で涙があふれ、言葉が途切れ途切れになった。「この数年間は、本当に、つらかったし、人生のどん底に突き落とされて、ここまで戻ってくるのはすごく大変だったし、だけど、2大会連続でこの舞台に戻ってこられたことは、自分自身を、自分自身にしっかり誇りを持っていけるなというふうに思います」。あまりにも苦しかった闘病生活、再びプールに入れた喜び。そして戻ってきた五輪。思いをかみしめた。
 もちろん、涙や泳げた喜びだけで東京五輪を終えるつもりもなかった。メドレーリレーで任されたバタフライは「バタフライで活躍したいという強い気持ちがモチベーション」と言うほどこだわりを持つが、100メートルバタフライのメダリスト3人と泳いだ決勝では2秒以上も離された。「自分が世界から見てまだ後れを取っていることが目に見えて分かることでもあった。自分の足りないところがたくさん見つかる試合だったと思う」と課題を口にする。
 泳げると思っていなかった東京五輪で決勝まで泳げた。その経験は間違いなく池江を強くする。「なんか分かんないけど、すごく、行けるなと思った試合、レースでもあって、別に自分のタイムが今速いわけでもないし、自信があるわけでもないけど、100メートルバタフライの決勝を見た時に、『自分はこの舞台で活躍できるんだ』っていう自信が勝手にわき上がってきた」。東京で流した涙は、パリ五輪のメダルへのスタートとなる。
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