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北の大地で豪脚! 3番人気テルツェット、直線一気差し切りで重賞2勝目【クイーンS】

2021年8月1日 18時06分

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クイーンSを制したテルツェットとルメール

クイーンSを制したテルツェットとルメール

◇1日 第69回クイーンS(G3・函館・芝1800メートル)
 北の大地で豪脚を発揮した。「第69回クイーンS」(G3・芝1800メートル)が1日、良馬場の函館競馬場で行われ、道中は後方にいた3番人気のテルツェットが直線一気の差し切りで、今年4月のダービー卿CTに続く重賞2勝目をゲットした。首差2着に1番人気のマジックキャッスルが入り、8番人気のサトノセシルが3着に入った。
  ◇  ◇  ◇
 豪快に好位勢をのみ込んだ。発走直前から降り出したスコールの中、真っ先にゴールに飛び込んだのはテルツェット。後方で待機していた北海道初参戦の4歳牝馬が、最後は首差とらえてクイーンS初制覇だ。
 「いつも通りスタートから後ろになったけれど、冷静に走ってくれてリズムもよかった。ずっと手応えがよかったし、前が動いていたのでいい目標になった」
 鞍上のルメールがこう振り返る。今週から仮柵設置のBコースに変わったためか、土曜から先行一辺倒。この日も10Rまでの芝6鞍の勝ち馬は、いずれも4角4番手以内だった。それでも名手はパートナーのリズムを重視して、4角通過時は11番手。今週の函館芝で唯一の追い込み勝ちで、地力の高さを証明した。
 滞在調整も追い風だったのだろう。パドックでは2人引きながらも余分な所作がなく、落ち着いた周回。馬場に先出ししたが、雨中のゲート裏も、枠入り後の駐立も、おとなしかった。
 前走ヴィクトリアマイル14着からの逆襲に和田正師は「精神面もよかったのではないでしょうか。力まないようにとやってきましたから。雨? レイパパレのように、軟らかい馬場でもスイスイ行きましたね。前走で体重が増えていた分、今回は減るのかと思っていましたが、張りがよくてそのままで出てきた。すごく充実しているのでは」と成長を感じ取っていた。
 今後はノーザンファーム天栄(福島県)に放牧に出て秋に備える。トレーナーは「距離が延びても? 流れには乗れそうですね。コーナー4つも問題なかったですし」とレース選択の幅が広がったことを示唆。ルメールも「前走のG1はちょっと難しかったけど、パワーアップしたら秋で楽しみ」と明るく見通した。放牧中にさらに力をためて、秋はきっとG1戦線で躍動する。
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◆テルツェット
▽牝4歳・鹿毛▽父ディープインパクト、母ラッドルチェンド(母の父デインヒルダンサー)▽馬主・(有)シルクレーシング▽生産者・北海道安平町 ノーザンファーム▽戦績・8戦6勝、重賞は2021年ダービー卿チャレンジトロフィー・G3、クイーンS・G3(1着賞金3600万円)の2勝▽総収得賞金・1億3025万7000円▽和田正一郎調教師は初勝利、C・ルメール騎手は18年ディアドラに続き2勝目。

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