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金沢市役所を捜索 入札情報漏えい容疑

2021年8月1日 05時00分 (8月1日 10時54分更新)
 金沢市発注の土木工事を巡る官製談合事件で、石川県警は三十一日、市役所を家宅捜索した。工事の関係資料や入札結果の調書などを押収したとみられる。落札の経緯のほか、組織的な関与、金銭授受の有無などについても調べを進める。
 官製談合防止法違反と公競売入札妨害の疑いで逮捕されたのは、市土木局営繕課の土木係長清水力(47)=同市昭和町=と、建設会社「谷内(やち)組」(同市割出町)の元取締役谷内紀元(47)=同市近岡町=の両容疑者。
 市役所には午前九時ごろ、捜査車両が地下駐車場に次々に入庫。市職員が見守る中、段ボールを持った捜査員約二十人が通用口から庁舎内に入っていった。
 清水容疑者が勤める営繕課のほか、入札業務を担当する監理課を調べた。市役所は土曜日で閉庁。報道陣の立ち入りも制限された。
 逮捕容疑となった工事は、同市野町の「にし茶屋街」の緑地整備の一般競争入札。清水容疑者は昨年五月、谷内容疑者に最低制限価格を教えたとされる。谷内容疑者は、この情報を基に同年六月の電子入札に参加し、最低制限価格と同額の千八十五万九千円で落札したとされる。
 県警は同日、同容疑で両容疑者を送検した。

市、2年間指名停止

 金沢市は三十一日、入札参加資格者の指名停止措置要領に基づき、谷内組を同日から二年間の指名停止処分とした。
 要領にある措置要件では、入札談合などを巡る不正行為の疑いで逮捕者を出した場合、その業者を指名停止にすると定める。期間は六カ月以上、二年以内で、最も重い処分となる。市監理課の越山充課長は「あってはならない事案で重く受け止めている」と説明した。

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