本文へ移動

卓球決勝に突如現れた中国“謎の応援団”…それでも水谷&伊藤組が全く動じなかった理由【東京五輪・記者コラム】

2021年8月1日 07時44分

このエントリーをはてなブックマークに追加
混合ダブルス決勝 中国組と対戦する水谷隼㊧、伊藤美誠組

混合ダブルス決勝 中国組と対戦する水谷隼㊧、伊藤美誠組

 日本卓球界に初めてもたらされた金メダル獲得の夜。混合ダブルス決勝の観客席に突如現れた謎の応援団が話題となった。国旗をスタンドに広げ、中国ペアが点を取るごとに歓声をあげ、「ジャーヨウ(中国語で頑張れ)」と叫ぶ。日本代表側も拍手で応戦していたが、アウェー感はやはりあった。とはいえ水谷、伊藤組は全く動じない。
 「全然、気になりませんよ」と話す倉嶋洋介監督が理由を説明した。「僕らからすると、いつも5000人とか1万人がわーっといる中、もうベンチの声も聞こえないくらい中国の応援があって。だから、あの中国人になんとも思わなかった。ましてや負けないで応援しようという気持ちでやりました」
 通常の国際大会でも中国側は大応援団をつくり、圧倒的アウェー感の中での戦いを強いられる。卓球を国技とし、競技人口3000万人とも言われる超大国。世界各地の大会で、応援団が結成されるほどの熱狂ぶりなのだ。今回はさすがに中国側に注意が入ったようで、翌日からは謎の応援団は姿を消した。
 水谷が「昔も今も中国の壁は、たぶんみなさんが思うより高い。これからもずっとずっと中国の壁はものすごく高い。中国を超えるのはここまで苦しいんだなと感じた」と実感を込めた。3000万人のトップ・オブ・トップに勝利するには、大応援団の向かい風にも耐えなければいけないのだ。(平野梓)
PR情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ