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【東京五輪サッカー・戸田和幸評論】いよいよ準決勝…久保と堂安中心に速く鋭い攻撃陣を相手のどこにぶつけるかに注目

2021年7月31日 23時55分

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PK戦に勝利し、GK谷(右端)のもとに駆け寄る久保建(右から2人目)ら日本

PK戦に勝利し、GK谷(右端)のもとに駆け寄る久保建(右から2人目)ら日本

◇31日 東京五輪 サッカー男子準々決勝 日本0―0(PK4―2)ニュージーランド(カシマスタジアム)
 1次リーグで韓国を破り勝ち上がってきたニュージーランドとの一戦は、日本が3倍近いシュートを打ちながらも得点できず、相手の巧みな組織プレーに苦しめられた120分となった。
 ウッドを除き個で大きく局面を変えられる選手は存在しないニュージーランドだったが、優れた体格を生かすロングボールを蹴り込む攻撃を織り交ぜながら巧みなプレスとポゼッションも見せ、日本はとても苦しめられた。
 チームとして各局面での振る舞いに狙いがあった相手に、日本はたびたび難しい場面を迎えたが最終ラインはクロスボールに対しても慌てず対応。一つのミスが大きく影響する一発勝負において、大会を通じて見せてきた最終ラインの安定感はこの難しい試合でもチームを支えてくれた。
 序盤から積極的な仕掛けを見せ、遠藤と上田に明確な決定機も訪れたが決められず、全体として攻撃陣はやや低調。じれる試合展開にも後方の選手たちは最後まで安定感を失わなかったことは称賛に値する。
 いよいよ準決勝。終了間際の同点ゴールで危機を乗り越えたスペインとの「再戦」を迎える。大会最高のチームの一つであるスペインを相手に日本がどのような戦いを見せるのか。17日の壮行試合での経験を踏まえ、プレスの方法とエリアの設定は特に重要になる。そのための左サイドハーフの人選、そして奪ってからの攻撃では久保と堂安を中心とした速く鋭い攻撃陣を相手のどこにぶつけて攻略しようとするのかに注目している。(元日本代表MF)
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