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【ゴルフ佐藤信人評論】松山英樹 マスターズ最終日同組シャウフェレとのプレーが味方に

2021年8月1日 06時00分

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氷嚢で冷やしながらプレーする松山英樹(AP)

氷嚢で冷やしながらプレーする松山英樹(AP)

◇31日 東京五輪 男子ゴルフ第3日(埼玉・霞ケ関カンツリー倶楽部)
 4月のマスターズ・トーナメントを制した松山英樹(29)=レクサス=が第3ラウンドで5バーディー、1ボギーの67と伸ばし、通算13アンダーで首位と1打差の2位につけた。
【評論】 コース上は芝の照り返しで35度をはるかに超えていたであろう暑さの中で、松山選手はよく耐えてスコアを伸ばしました。試合後の会見でも話していたように、新型コロナウイルスに感染したことによる調整の遅れで、内容としては満足のいくものではなかったよう。それでも前半は長いパットを沈め、難しいアプローチもきっちり寄せるなど、粘り抜いて試合をつくっていた感じでした。
 優勝したマスターズの最終日で同組だったシャウフェレと、この日の第3ラウンドで同じ組だったこともプラスに働いたかもしれません。どの選手と一緒だと回りやすいか松山選手に聞いたことがありますが、その時はハリス・イングリッシュ(米国)やアダム・スコット(オーストラリア)と答えていました。
 彼らに共通するのは性格が温厚で優しいこと。シャウフェレも同様の性格です。最終日は再びそのシャウフェレと、やはり温厚な44歳のポール・ケーシー(英国)と同組で、そのようなことも味方するかもしれません。
 ただ、シャウフェレもこの日の最終18番で残り175ヤードの第2打を50センチにつけてバーディーを奪ったように、マスターズで敗れた借りをこの五輪で返したいという思いは強いはずです。ラフに生える日本特有の野芝などに慣れ親しんでいる松山選手には地の利があるとはいえ、最後に勝負を分けるのは、やはりそのような気持ちの力ではないかと思います。
 最終日も最高気温は35度を超えると予想され、選手たちには酷な戦いとなります。松山選手も体調が万全ではない中で気力を保ち、食らい付いていけるか。期待して見つめたいと思います。(プロゴルファー)
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