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侍ジャパン、理想に近づく「スピード&パワー野球」4盗塁に山田の一発「チームが良い方向に」と稲葉監督【東京五輪】

2021年7月31日 19時48分

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日本―メキシコ 8回表2死二塁、山田が中前適時打を放つ

日本―メキシコ 8回表2死二塁、山田が中前適時打を放つ

◇31日 東京五輪 野球1次リーグ メキシコ4-7日本(横浜スタジアム)
 1次リーグA組の日本は、山田哲人内野手(29)の3点本塁打を含む2安打4打点の活躍のほか、計4盗塁と機動力を絡めた攻撃で7―4でメキシコに逆転勝ちし、2連勝でA組1位通過を決めた。悲願の金メダルに向け、次戦は8月2日の決勝トーナメント準々決勝(横浜スタジアム)で同B組1位チームと対戦する。
  ◇  ◇  ◇
 追い付き、勝ち越したとはいえ、リードはわずかに1点。畳み掛けたい場面で、侍のリードオフマンが一振りで決めた。4回、単打2本でつくった1死一、三塁、山田は1ストライクから2番手右腕・アレドンドの高め直球を捉えた。放物線を描いた打球は、無観客の左中間スタンドに着弾した。
 「コンパクトに、インコースをうまく反応して打てた。たまたま角度が付いてホームランになった。『ギリギリかな』と思って、その通りでしたけど」
 2019年のプレミア12の決勝でも、劣勢の2回に逆転3点弾を放つなど、山田の国際舞台での勝負強さは折り紙付き。稲葉監督に「チームに勇気をもたらす大きな一打だった」と言わしめた。
 一打で仕留める打力は、侍ジャパンの柱の1つだった。本戦に臨む前の合宿中、稲葉監督は国際大会で勝つために「スピード&パワー野球」を理想に掲げた。引き合いとしたのは、すでに五輪本戦に臨んでいた女子ソフトボール日本代表。小技、機動力に、ここぞの長打を組み合わせた攻撃スタイルを模範とした。
 この日の侍ジャパンは4盗塁で相手バッテリーに揺さぶりをかけ、もう1つの柱となる「スピード」も見せた。さらに1―1の3回は先頭・坂本が二塁打で出塁し、鈴木の中飛で三進。浅村の投ゴロの間に、頭からホームへ滑り込み、1安打で泥くさく勝ち越し点をもぎ取った。稲葉監督は「チームが良い方向に動きだしたなと感じました」と納得顔を浮かべた。
 金メダルまでは最短で3試合。それでも選手は一戦集中を貫く。「目の前の一戦一戦に、と思って戦い続けたい」と山田。理想に近づきつつあるスピード&パワーで突き進む。
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