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「我慢」と「楽しむ」これからも バドミントン女子・山口茜選手

2021年7月31日 05時00分 (7月31日 16時20分更新)
 「我慢」と「楽しむ」。山口茜選手は二つの言葉をよく口にする。
 「楽しむ」。小学生時代に周りの指導者がよくそうやって声をかけた。思うようなプレーができないと、試合中でも泣き続けた。「応援されるよう、誰が見ても楽しいプレーヤーになってくれ」。重圧を感じてほしくないと、小中学校時代に指導した上田健吾さん(49)は願いを込めた。
 高校一年の秋、初めて国際大会を制した。飛躍のきっかけになったヨネックスオープン。東京体育館のセンターコートで、スタンドのどよめきを楽しんでいた。「茜は観客がうれしかった時に喜ぶ。この子が目指すのはこういうことだったんだと実感した」と勝山高の小林陽年監督。笑う姿が印象的になった。
 大人になり、珍しく悔し泣きしたリオデジャネイロ五輪準々決勝。奥原希望選手(太陽ホールディングス)に負け、カメラの前で目に涙をためた。「これが今の実力。この経験を生かしてもっともっと強くなりたい」。それ以来、「我慢」と言うようになった。
 攻めるばかりでなく、いかに相手のミスを誘うか。練習の中で態勢が整うまでは攻撃に転じず、ゲームを組み立てる力を養った。新たな戦術が徐々に結果につながり、二〇一八...

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