本文へ移動

金沢市職員 入札情報漏えい 容疑で逮捕、元会社役員も

2021年7月31日 05時00分 (7月31日 10時07分更新)
清水力容疑者が勤務する金沢市営繕課=30日、金沢市役所で

清水力容疑者が勤務する金沢市営繕課=30日、金沢市役所で

  • 清水力容疑者が勤務する金沢市営繕課=30日、金沢市役所で
  • 谷内組によって、にし茶屋街緑地整備工事が行われた広場=30日、金沢市野町2で

 金沢市発注の土木工事で入札情報の漏えいがあったとして、石川県警捜査二課は三十日、官製談合防止法違反と公競売入札妨害の疑いで、同市土木局営繕課の土木係長清水力(47)=同市昭和町=と、建設会社「谷内組」(同市割出町)の元取締役谷内紀元(47)=同市近岡町=の両容疑者を逮捕した。金品のやりとりの有無も調べる。捜査関係者によると、三十一日にも市役所など関係先を家宅捜索する。
 石川県警による同法違反容疑の摘発は初めて。
 逮捕容疑は、二人は観光地「にし茶屋街」の緑地整備工事の一般競争入札で工事を谷内組に受注させようと共謀。清水容疑者は昨年五月下旬、谷内容疑者に最低制限価格を教えたとされる。谷内容疑者は、この情報を基に同年六月初旬に行われた電子入札に参加。最低制限価格と同額の千八十五万九千円で落札し、入札の公正を害したとされる。
 県警によると、入札には谷内組を含め、計十六社が参加。予定価格は千二百四十三万円だった。
 県警は「捜査に支障がある」として、認否を明らかにしていない。二人は専門学校時代の同級生。
 谷内組は二〇二〇年度に市発注の工事を計九件落札している。清水容疑者は、市有施設の営繕を担当。捜査関係者は「秘密事項である入札の各種情報を知りうる立場にあった」とみている。谷内容疑者は今年五月下旬に退社。県警は他に不正が疑われる工事がないか、組織的な関与の可能性がないかについても調べている。

関連キーワード

PR情報