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原沢、メダル届かず 柔道男子100キロ超級

2021年7月31日 05時00分 (7月31日 05時02分更新)
男子100キロ超級3位決定戦 フランスのリネール(上)に敗れた原沢久喜

男子100キロ超級3位決定戦 フランスのリネール(上)に敗れた原沢久喜

 原沢の、日本柔道界の悲願はならなかった。看板階級の男子100キロ超級。頂点は遠く、3位決定戦でもリネールに敗れた。「絶対に優勝する強い気持ちと執念で闘おうと思ったが、結果で恩返しできなかった。悔いが残る」
 鍵は準決勝だった。相手は100キロ級を含め世界選手権を2度制したクルパレク。しっかり組んでも崩すことができず、技が出ない。体力は消耗していき、密着して出てきた相手の払い腰を浴びる。しばらく動けない。ぼうぜんと日本武道館の天井を見つめていた。
 1964年東京五輪。軽量、中量、重量の3階級は金メダルを獲得した。だが、無差別級の神永昭夫がヘーシンク(オランダ)に敗れ、それは日本柔道の敗戦を意味した。原沢は当時の映像を見て、背負うものの大きさを知った。「海外選手に負けたのは衝撃的だったと思う。いろんな人の思い、つながりを理解して闘い、使命を全うしたい」。超級にしかない、計り知れないプレッシャーがあった。
 リオ五輪以降、リネールを追い続けてきた。3位決定戦は「自分の気持ち全てをぶつけようと思った」。しかし、組み手争いで完敗。差がさらに広がったようにみえた。
 「いろんな人に応援してもらい、本当...

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