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セルフ写真館 笑顔自然体 韓国発 石川、富山で開業

2021年7月31日 05時00分 (7月31日 05時00分更新)
多彩な小物を使って撮影できるコトリセルフ=富山市で

多彩な小物を使って撮影できるコトリセルフ=富山市で

モノクロ人気 気軽に本格機材

 本格的なカメラを使って客が自ら撮影する「セルフ写真館」が石川、富山両県に開業した。韓国で流行して東京や京都などに上陸し、各地で出店が相次いでいる。画像を加工して「盛る」のではなく、あえて白黒で写すのが特色。自然体で品のあるショットが撮れると若い女性を中心に人気を集めている。 (高本容平)
 「いいじゃんかわいい。ジャケ写みたい」「めっちゃ楽しい。はじけよう」。今月一日にオープンした富山市大泉町の「コトリセルフ」の撮影室に、若い女性四人組の笑い声が響く。三脚に固定されたカメラに近づいたり、体を寄せ合ったり。正面のモニターを見つつ思い思いにポーズを決め、手元のリモコンでどんどんシャッターを切った。
 写真は十分間撮り放題。終了後、iPhone(アイフォーン)の画像共有機能「エアドロップ」か「LINE(ライン)」で全てのデータを受け取れる。店の写真投稿アプリ「インスタグラム」を通じた事前予約制で、税込み料金は大人千五百円、学生千円、十二歳以下とペットが五百円。都市圏の店より大幅に安くした。利用した同市の会社員女性(23)は「インスタで知って同僚と来た。自分でシャッターを押せるので緊張せずに自然な笑顔が出せた」と満足げ。「モノクロだからこそのシックなかっこよさがある」と話した。
 利用客は学生や家族、ペット連れとさまざまで、年齢層は十代後半から二十代が多い。平均で百五十枚撮るといい、坂本欣弘(よしひろ)代表(35)は「モノクロは肌の感じが鮮明に出て顔がきれいに写る。カメラマンに撮られるのは抵抗がある人も、セルフなら恥ずかしがらずさくっと撮れる」と語る。
 三月に北陸で初めて開業した「ソウルクラブ」は、金沢市竪町の雑居ビルの一角に店舗を構える。店内はモノトーンのシンプルな意匠で、待合室には化粧直しの鏡やヘアアイロンを用意。風船や造花といった小物も充実し、K−POPが流れる中、大型モニターで写りを確認しながらリモコンで撮影する。別料金で写真をTシャツやスマートフォンカバーにプリントするサービスもある。利用時間や価格はコトリセルフと同様で、予約は電話でも可能だ。
 客層は十〜四十代の女性が多く、土、日曜には一日二十人ほどが訪れる。「フィルムカメラのようなレトロな雰囲気が好きという方もいる。夏休みの思い出づくりに、友達とぜひ使ってみて」と平井俊也店長(32)。ソウルクラブが軌道に乗れば、富山や福井県への出店も検討するという。

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