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NPBとJリーグの第3回コロナ対策会議で専門家チームが具体案提示「感染症にゼロリスクはありえない」

2020年3月12日 12時43分

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記者会見をする斉藤惇NPBコミッショナー(左)ら

記者会見をする斉藤惇NPBコミッショナー(左)ら

 日本野球機構(NPB)と日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が連携した第3回新型コロナウイルス対策連絡会議が12日、東京都文京区のJFAハウスで行われ、座長の東北医科薬科大・賀来満夫特任教授をはじめとする専門家チームからの提言が出された。
 「選手・コーチ・監督・スタッフを守る、観客を守る、選手・コーチ・監督・スタッフ・観客が感染クラスターになることを防ぐ、日本のスポーツ文化を守る」という基本方針を元に、選手管理や応援の在り方など具体的な対策、家族を含めたチーム関係者に疑い、感染者が出た場合の対応が数項目にわたって挙げられた。
 賀来座長は「感染症にゼロリスクはありえない。長丁場にな可能性もあるので、その中でリスクを避けるためのリスクマネジメントをお話しさせていただいた」、東邦大・舘田一博教授は「感染拡大を防ぐためには、開催しないのが一番というのは分かっているが、経済や社会、文化などいろんな問題が起きてしまう。その上でどうすればいいかを考えていく」と話し、あくまでもプロ野球、Jリーグを開催していく上で提案であることを強調した。
人混みを避ける、手洗いの励行、口・鼻・目に不用意に触れない、規則正しい生活、という一般的な予防法に加え、スポーツ競技、団体ならではの対策として、毎日の体温測定と食事に出向いた場所や同行者などの行動記録、スタジアムの空調・換気の見直し、ロッカー・シャワー室の時間差利用、同じポジションの選手が行動を共にしない、次亜塩素酸ナトリウムなどを用いた環境消毒・リネンの共用を避ける、トイレの個室に消毒スプレーを置き、手ふきはペーパータオルを使用する、などの具体案が提示された。入場制限や観客席の使い方については、提言に従って各球団、スタジアムごとに「ケース・バイ・ケースで対応していく」としている。

 愛知医科大・三鴨廣繁教授は「感染者が1人出た時に全員にならないための提案であり、そうならないためにどうするかという提言」という。両団体はこの提言を持ち帰り、今後の運用、開催方法についてはそれぞれで決めていく。

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