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フクヒロ4強逃す 痛みこらえ「やり切った」 バド・ダブルス日本勢全敗

2021年7月30日 05時00分 (7月30日 05時01分更新)
女子ダブルス準々決勝 ポイントを取られ悔しそうな表情を見せる福島(左)、広田組=榎戸直紀撮影

女子ダブルス準々決勝 ポイントを取られ悔しそうな表情を見せる福島(左)、広田組=榎戸直紀撮影

 目を真っ赤に腫らした2人は抱き合い、福島が広田の頭を2度、ぽんぽんとたたいて思いを伝えた。「痛かったと思うけど、最後までやり切ってくれてありがとう」。女子ダブルスの準々決勝。広田が右膝前十字靱帯(じんたい)損傷の大けがを負いながら、想像を絶する覚悟で挑んだ「フクヒロ」の戦いが幕を閉じた。
 何度も激闘を演じた中国ペアとの一戦。第1ゲームは粘り強いラリーで先取したが、第2ゲーム以降は前後左右に揺さぶられ、次第にリードが広がる。試合中も痛みが生じていたという広田は「最後の最後まで諦めずにやろうと思っていた」。敗戦が決まるまで、ただ懸命にシャトルを追い続けた。
 悲劇が起きたのは、6月18日の日本代表合宿中だった。練習中に負傷すると、所属先のある岐阜へ帰った。手術が必要な状況だったが、このコートに立つために回避を決断し、リハビリの道を選択。カバーできる範囲が狭まっても「広田が取れないところは絶対取る。自分の範囲が広くなるのは当たり前」(福島)と覚悟を決め、結束は強まった。
 高橋礼華、松友美佐紀組が日本に初の金メダルをもたらした歴史的瞬間から5年。ともに世界をリードする永原、松本組に続く敗戦で、...

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