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片山津の歴史 写真事典に 住民寄せた500枚、発刊準備

2021年7月30日 05時00分 (7月30日 10時19分更新)
片山津温泉の古い写真を見ながら思い出を語る人たち=加賀市片山津温泉で

片山津温泉の古い写真を見ながら思い出を語る人たち=加賀市片山津温泉で

70歳超の人から 思い出聞き取りも

 加賀市片山津地区が、地域の歩みを写真で記録する取り組みを進めている。七十歳以上の住民に思い出を聞き取った上で、本年度内に「写真で見る片山津温泉事典」(仮称)として発刊する。 (小室亜希子)
 地区役員らが地域の古い写真を整理した際、「写真でもう一度、片山津温泉の歴史を見つめ直そう」と声が上がり、一冊にまとめることになった。住民に古い写真の提供を呼び掛けたところ、モノクロを中心に約五百枚が寄せられた。
 二十七日には七十歳以上の住民に集まってもらい、写真を見ながら思い出を語ってもらう会を開いた。現在八十代の元芸妓(げいぎ)の女性たちによると、昭和四十年代には芸妓が約三百人おり、各旅館のお座敷に引っ張りだこだったという。
 女性たちは着物姿で写る若いころの写真を見て「芸妓を連れて行くために、接待さんが検番の前で並んで待っていた」などと懐かしんだ。一九六九(昭和四十四)年の大火や、柴山潟で行われたカモの銃猟の写真もあり、昔を知る人たちの話を役員が聞き取った。
 片山津公民館の平野省一館長は「開湯から百三十九年と比較的歴史は浅いが、ほっておいては資料が散逸してしまう。古い地図と合わせ、できる限り記録に残したい」と話した。

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