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「日の丸2つ背負って戦えることに誇り」 瀬戸大也と萩野公介、小学生時代以来のライバルはそろって決勝へ【東京五輪競泳200メートル個人メドレー】

2021年7月29日 21時49分

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男子200メートル個人メドレー準決勝を終えた瀬戸大也

男子200メートル個人メドレー準決勝を終えた瀬戸大也

◇29日 東京五輪競泳男子200メートル個人メドレー準決勝(東京アクアティクスセンター)
 瀬戸大也(27)=TEAM DAIYA=は全体3番目、萩野公介(26)=ブリヂストン=は同6番目でそれぞれ30日の決勝に進出した。
   ◇   ◇
 1人は笑い、そしてもう1人は泣き、共に決勝進出を決めた。200メートル個人メドレー準決勝を3位で通過した瀬戸が「とりあえずいい泳ぎができたと思う」と安堵(あんど)の表情を見せれば、6位通過の萩野はプールサイドに上がると感涙。「こうしてまたもう1本、決勝に行けるなんて」と声を詰まらせた。
 瀬戸は28日夜の予選をギリギリの16位通過。「(今大会)最後かもしれない」と覚悟を決めるとともに、「予選では前半に空回りしていたので、前半楽に行って後半上げることを意識した」と1泳法目、得意のバタフライを抑え気味に入り、2泳法目の背泳ぎを6位でターン。3泳法目の平泳ぎで自己ベストのラップを刻んで先頭に立つと、自由形も逃げ切り組2位でフィニッシュ。今大会で初めて決勝に駒を進めた。
 第2組の萩野もバタフライの7位から背泳ぎで3位に浮上し、そのまま順位をキープ。「頑張ろう、頑張ろうと思って力むのだけはよくないと思っていた。自由形は最後疲れてしまったが、今の僕の全力は尽くせたかなと思う」と振り返った。
 東京五輪を迎えるまで、あるいは迎えてから苦しんだライバルにして盟友の2人。萩野は連覇の懸かっていた400メートル個人メドレーを4月の日本選手権の段階で断念。その後も調子が上がらない時期が続いた。瀬戸は大本命だった400メートル個人メドレーで予選落ちすると200メートルバタフライも準決勝敗退。それでも2人とも残された最後の種目で踏みとどまった。
 瀬戸は決勝に向け「100分の1秒でもタイムを上げ、世界のライバルたちとレースをできることを楽しみたい」と意気込み、萩野は「全力で泳ぐことだけが僕にできる最大のことなので、結果は二の次というか、最高の泳ぎをすることが最高の結果につながる一番の近道だと思う」と決意を口にする。
 そして2人で泳ぐ決勝のプール。「公介と日の丸2つ背負って決勝を戦えることに誇りを持って最後まで全力で泳ぎたい」と瀬戸が言えば、萩野は「大也と一緒にまた泳げるなんて、神様がくれた贈り物としか思えない」と奇跡をかみしめる。小学生時代からのライバルが地元五輪決勝という最高の舞台で相まみえる。
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