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お茶目なウルフ お腹こわして「うるうるウルフです」と試合欠場の電話【東京五輪柔道】

2021年7月29日 19時42分

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男子100キロ級で優勝し、金メダルを手にするウルフ・アロン

男子100キロ級で優勝し、金メダルを手にするウルフ・アロン

◇29日 東京五輪 柔道男子100キロ級(日本武道館)
 金メダルを獲得したウルフ・アロン(25)=了徳寺大学職=。東海大でウルフを指導した上水(あげみず)研一朗監督(47)はウルフの転機として、大学2年時の全日本学生優勝大会(団体)で当時筑波大の永瀬貴規(81キロ級金メダル)に敗れた試合を挙げた。「2階級下の選手に柔道をさせてもらえなかった。あの試合が柔道を変える後押しになった」と語った。
 当時の東海大は7連覇中。ウルフは常勝軍団の中心選手だった。筑波大との決勝は決着が代表戦にもつれ込み、ウルフが永瀬に敗れたことで連覇が途切れた。
 上水監督は「当時はパワーファイターだったが、組み手のうまい永瀬に敗れた。相当なショックだった」。敗戦を糧にウルフは組み手を改善し、パワー頼みから繊細な柔道へと脱皮した。
 愛すべきキャラクターでもあった。上水監督は「あいつは焼き肉でカンピロバクターにあたって、試合に出られなかったことがある。電話してきて、第一声が『うるうるウルフです』と。あれ以来『焦げ目がつくまで焼きます』と言い続けている。笑い話ですね」
 4年時には主将を任せた。「オレについてこいというタイプではない。みんながウルフを見て、『やってやろうぜ』となる。珍しい主将だった」。誰からも好かれる優しい男が世界の頂点に立った。(柔道担当・木村尚公)
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