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何度も聞いて描いた原爆 高校生の絵や写真など展示

2021年7月29日 05時00分 (7月29日 10時56分更新)
被爆者と高校生が協力して描いた「原爆の絵」が並ぶ会場=白山市鶴来総合文化会館クレインで

被爆者と高校生が協力して描いた「原爆の絵」が並ぶ会場=白山市鶴来総合文化会館クレインで

◇鶴来文化会館

 原爆と戦争の悲惨な実態を伝え、平和を考える「原爆と人間展」が二十八日、白山市鶴来総合文化会館クレインで始まった。広島市の高校生が被爆者から聞き取り描いた絵のパネルなど、約三十点を展示している。八月十三日まで。(飯田克志)
 高校生の「原爆の絵」は同展初の展示で、十点ある。逃れてきた被爆者たちに交じり、しっかりと手をつなぐ幼い姉妹の姿、仕事中の様子のまま亡くなった電話交換手たちなど、高校生が被爆者と何度も打ち合わせをし、原爆の惨状を克明に描いた。絵の制作は広島平和記念資料館の取り組みで、被爆者の証言と高校生のコメントも添えてある。
 会場には、原爆で亡くなった子どもや原爆ドーム前にたたずむ孤児などの写真パネル、戦争体験者の詩人小森香子さんが創作した、戦争を繰り返さないために一人一人ができることを問い掛ける作品「そのとき」も展示している。
 八月三日には、県内の被爆者の証言をまとめたDVDの上映と、約三十年前に金沢市内の児童と教諭が被爆者の話をもとに作った紙芝居の上演が、午前十時と午後一時の二回行われる。
 新日本婦人の会白山支部花わらび班の主催で、メンバーの中谷佳子さん(76)は「いろいろな年代の人に見てもらい、これからどうしていくべきかを、考えるきっかけになれば」と話す。入場無料。 

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