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石川県内119人 最多感染 デルタ株36% 急拡大

2021年7月29日 05時00分 (7月29日 09時55分更新)
 石川県は二十八日、新たに一歳未満〜七十代の男女百十九人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。一日当たりの感染者数は五月二十五日の百一人を上回り過去最多。県のスクリーニング(ふるい分け)検査で、感染力の強いインド由来の変異株(デルタ株)が全体の三割超まで急拡大したことも分かった。
 県専門家会議座長の谷内江(やちえ)昭宏・金沢大病院副院長は「市中感染の広がりはデルタ株の影響とみられ、金沢周辺の感染拡大は首都圏の状況が遅れなく反映されている」と危ぶむ。直近一週間のスクリーニング検査は百九十件実施し、このうちデルタ株は六十八件で約36%だった。
 二十八日の新規感染者のうち六割の七十五人は感染経路が不明。年齢別では二十代が最多の三十九人で、五十代以下が九割を占めた。療養状況ではホテルの宿泊療養が百七十人、入院・宿泊療養予定者数が百七十七人となり、ともに過去最多を更新。病床使用率も37%に上昇した。谷内江座長は「中等症以上の患者をきちんとみる。選別ではなく、的確な選択が必要。病床は増やしても足りなくなる」と述べた。東京五輪など祝祭的な雰囲気がある中でも「県民一人一人が感染防止のギアを上げれば大きな力になる」と呼び掛けた。

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