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【石川】男女比「34:1」改善案も“ 数合わせ ” ジオ全国大会 白山の実行委

2021年7月29日 05時00分 (7月29日 09時53分更新)
委員の男女比を巡り紛糾した実行委の初会合=28日、石川県白山市内で

委員の男女比を巡り紛糾した実行委の初会合=28日、石川県白山市内で

女性増やし「運営委」新設案→「全員が実行委」で決着

 石川県白山市で来年十月に開催予定の日本ジオパークの全国大会に向け、同市などでつくる白山手取川ジオパーク推進協議会の第一回大会実行委会議が二十八日、同市内で開かれた。男性に偏った実行委の構成に異議を唱える声が上がり、会議が紛糾。原案を修正し、男女比を大幅に是正する形となった。(吉田拓海)
 推進協は当初、男性三十四人と女性一人の推進協委員をそのまま実行委メンバーに起用する予定だった。だが、七月初旬に日本ジオパーク委員会から男女比の是正を求められ、推進協は、市商工会議所女性会長など女性二十九人、男性二人で構成する「企画運営委員」を実行委内に別に設ける原案をまとめていた。
 会議でこの原案が示されたが、国連大学サステイナビリティ高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット(OUIK)事務局長の永井三岐子委員が「屈辱的な待遇だ。おじさんの口裏合わせのために、女性が集められている」と批判。委員の高松喜与志・商議所会頭が「(企画運営委を含めた)全員を委員にすればよいのでは」と提案し、別の男性委員から慎重論も出たが、推進協と実行委の会長を兼ねる山田憲昭市長が事態を収拾。男性三十六人、女性三十人の全員を委員にすることで決着した。
 自然景観や文化などを観光や教育活動につなげるジオパーク。全国大会は三日間の日程で、関係者約千人が参加。市は男女平等など国連が提唱する「持続可能な開発目標」(SDGs)で、国の「SDGs未来都市」に選ばれていることをアピールする。

【メモ】日本ジオパーク全国大会=石川県白山市、富山市といった自治体などでつくるNPO法人「日本ジオパークネットワーク」が2010年から毎年開催。全国43地域のジオパークの周知や加盟団体間の情報交換を目的に、講演や現地ツアー、交流会などが行われる。


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