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仏と成熟度、自信の違い明白 次戦大きなNZを速いペースで振り回せるか【東京五輪サッカー・戸田和幸評論】

2021年7月29日 06時15分

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日本―フランス 前半、先制ゴールを決め、喜ぶ久保建

日本―フランス 前半、先制ゴールを決め、喜ぶ久保建

◇28日 東京五輪 サッカー男子1次リーグ  日本4-0フランス(日産スタジアム)
 試合開始から最後の笛が鳴るまで、日本が終始フランスを圧倒した。
 冨安が復帰し、強固さと柔軟性をさらに増した日本は、開催国の力を警戒し中盤を厚くしたフランスにも冷静に対応した。的確に穴を見つけた田中の縦パスからチャンスをつくると、嗅覚鋭くこぼれ球に反応した久保が先制。以降も攻守に安定し、大会前に急きょチームを編成することになってしまった強国フランスとの成熟度と自信の違いは明白。交代選手たちの活躍もあり、素晴らしい内容で勝利を収めた。
 次の相手はニュージーランド。欧州最高峰のイングランドで、強固な体を生かしたポストプレーとヘディングで3シーズン連続2桁以上の得点を決めているウッドが最前線に構える。酒井の出場停止がどう影響するか。イメージと実際のギャップの大きかったフランスを倒した後に迎える、より緊張感の高い試合でこれまでと同じような安定した守備から試合を構築できるか。
 掲げた目標に対する緊張から始まったオリンピックだが、日本の選手たちは試合を戦うごとに伸びやかさと自信が増している。大きな体を持つニュージーランドを、速いペースでの試合運びで振り回すことができるか。常に相手を上回るスピードで攻撃と守備をつなげることができれば、フランス戦と同じような戦いができるだろう。
 ニュージーランドを越えたら、その次は今大会ベストチームと言えるスペインとの「再戦」となりそう。準決勝での最高のチームとの心躍る戦いをわれわれに見せてもらえることを心から期待している。(元日本代表MF)
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