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新井千鶴の「乙女チックな姿」ただ一度だけ恩師が目撃 原点の柔道クラブ【東京五輪】

2021年7月28日 20時17分

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女子70キロ級で優勝し、金メダルを手にする新井千鶴

女子70キロ級で優勝し、金メダルを手にする新井千鶴

◇28日 東京五輪 柔道 女子70キロ級(日本武道館)
 五輪初出場の新井千鶴(27)=三井住友海上が=が決勝でミヒャエラ・ポレレス(オーストリア)を下し、今大会の日本女子で52キロ級の阿部詩(21)=日体大=に続く2人目の金メダルを獲得。この階級での日本勢2連覇を果たした。
 新井の原点は小、中学校時代に9年間通った埼玉県寄居町の「男衾柔道クラブ」だ。代表の笠原則夫さん(60)は、初めて見学に来たときの新井の様子を覚えている。「柔道の迫力にあっけにとられてしまって『私だめ』と。乙女チックな千鶴を見たのはあのときだけだった」と苦笑する。
 真っすぐな性格は柔道に表れた。「千鶴は中途半端に技を掛けるのが嫌だった。動き回って掛け逃げのように技を出す相手に対し、技を出せず反則負けする試合もあった。『何でそれで負けなの』と憤っていた」。しっかり組んでしっかり投げる。子どもながらに正しい柔道を求めていた。
 新井が最も得意とする内股を教えたのは中学生のころだ。「背が高いし、体にバネがあった。打ち込みを徹底してやらせたし、私もずいぶん受けた」と笠原さん。長い手足を生かし、相手を一気に跳ね上げる。反復練習で磨いた内股が後に切り札となった。
 「思い返しても、仕方なく練習をやっているという姿はあまり記憶にない。勉強もできたし、はつらつとしていた」。金メダリストへの条件を少女時代から備えていた。
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