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5安打集中してのサヨナラに侍・稲葉監督「最後まで諦めない気持ちが1つになった」【東京五輪・野球】

2021年7月28日 18時24分

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日本―ドミニカ 9回裏1死満塁、サヨナラ打を放ちガッツポーズする坂本

日本―ドミニカ 9回裏1死満塁、サヨナラ打を放ちガッツポーズする坂本

◇28日 東京五輪 野球1次リーグ ドミニカ共和国3-4日本(福島あづま球場)
 3大会ぶり開催となった野球が28日、開幕し、悲願の金メダルを目指す日本代表はドミニカ共和国と対戦。土壇場の9回に2点差を追い付くと、坂本勇人内野手(32)=巨人=が中堅越えのサヨナラ打を放ち、白星発進した。脅威の粘りで今後の戦いに弾みをつけた。
  ◇  ◇  ◇
 大粒の雨の降りやんだ福島の空に、白球が舞い上がった。
 「皆がつないで、つないで回ってきたので、何とかサードランナーを返したいという気持ちだけだった」と坂本。9回、スクイズを挟み、4連打で同点とし、なおも9回1死満塁で打席を迎えると、5番手右腕マリネスの代わりばな、真ん中寄りのツーシームを完璧に捉えた。前寄りにシフトしていた中堅手が早々と追うのを諦めるほどの打球は、ワンバウンドでフェンスに到達。試合を決めた。
 逆転劇は1―3の9回1死から始まった。柳田悠岐(ソフトバンク)は手元で動くボールを引っ掛け、一ゴロに打ち取られると思いきや、、投手のベースカバーが遅れて内野安打に。続く代打の近藤健介(日本ハム)が右前打で一、二塁とすると、前の打席まで無安打だった村上宗隆(ヤクルト)の右前適時打で1点差に詰めた。
 なおも一、三塁、甲斐拓也(ソフトバンク)が1ストライクから一塁線へのセーフティースクイズを決めて同点。土俵際で、怒濤(どとう)の攻めを見せていた。最後に5安打の集中打が飛び出したことに。稲葉監督は「最後まで諦めない気持ちが1つになった」と振り返った。
 この日の福島は強い夏の日差しが注いだり、急に雨が降ったりと不安定な空模様。日本も先発・山本由伸(オリックス)が6イニング無失点と好投しながら、打線は6回までわずか1安打。「序盤は重い雰囲気で進んでいるなとプレーしながら思っていた」と坂本。先手をとられ、ミスで追い上げを阻まれる典型的な負けパターンだった。
 決してきれいな勝ちではないが、本戦で問われるのは何より結果だ。チームでただ1人、前回の08年北京五輪を経験している田中将大投手(楽天)はこう語っていた。
 「本戦では、どんな形であれ結果が重要」。1次リーグの敗戦でVへの道が閉ざされるわけではないが、大事なのは勝利。1984年のロサンゼルス五輪以来、37年ぶりの金メダルをつかみにいく。
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